王様ゲーム -INFINITE- (ページ4)

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-ウヒョンside-

俺の黒い笑顔にも気付かずに、ありがとうございます！本当に助かりました！って興奮気味に頭を下げるA

この様子だと相当悩んでたんだな～

「あの、それじゃ！私、ちょっと社長んとこ行って来ますね！」

WH「あ、うん。気に入ってもらえるといいね」

「絶対大丈夫ですよ！私、今からファンミが楽しみですもん！」

WH「あはは。それは言い過ぎ」

「本当ありがとうございました！！それじゃ、行って来ます！」

Aはすっごい笑顔でスキップでもしそうな勢いで部屋を出て行った

WH「んー・・」

なーんかAのあんな笑顔なんて久々に見たし、このままいい人で終わってもいいかも・・

あの笑顔を裏切るとなると、さすがに良心が痛むというかなんというか・・

SK「あ、ウヒョナー。今ひま？」

WH「ヒョン！いいとこに来た！」

SK「えっ？何？」

びしっと指差した俺を、警戒するように身体を強張らせたヒョン

WH「ちょっと、相談あってさ・・」

と、俺の計画の内を話すと

SK「何それ！いいじゃん！面白そう！」

キラキラと目を輝かせた

WH「A、ちょっと可哀想じゃないかな？」

SK「え？何で？ウヒョナは命の恩人って言っても過言じゃないんだよ？」

WH「えー？」

それは過言だよ(笑)

SK「大丈夫だって。それにAってさ、俺らのマネージャーになってもう1年以上経つのに未だに敬語だし・・距離を縮めるいい機会だと思えばいいじゃん！」

WH「んー・・」

・・まぁ、それもそうか！

俺らのことを楽しませるのも、マネージャーの仕事の一環だ！

WH「よし！やろう！」

SK「おう！やろうやろう！・・って、Aがもし嫌っていったらどうすんの？」

WH「あ、それは大丈夫！」

Aは俺には逆らえないから

たったの一回だけだけど

SK「ふーん。そうなの？ま、いいや。俺、メンバー呼んでくる」

WH「うん！」

ささっと立ち上がって部屋に消えていくヒョン

あんなすばしっこいヒョン、ダンスレッスン以外で久しぶりに見た・・

よっぽど楽しみなんだな

ま、俺も楽しみだけど・・

ーーブーッブーッ..

あ、Aからだ

【社長からオッケー出ました！ウヒョンさんのお陰です！感謝します！！】

・・やっぱ良心が痛む・・けど、アイドルだって溜まるもんは溜まるんだよ

だから、ごめんね

【A、早く帰ってきてね？】

この計画はやめられそうにないや

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