王様ゲーム -INFINITE- (ページ3)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:47,400 hit

game_3 ページ3

-Aside-

「・・と言うことなんです」

WH「あー、なるほどね」

全て話し終えると、ウヒョンさんは苦虫を噛み潰したような渋い顔で「社長もキツイねー」なんて独り言を呟いてる

「で、何かいい案あります？」

自分でも情けない質問だって思う

でも、今はプライドとかどうでもいい

WH「うーん、あるっちゃあるけど・・」

ちらっと決まり悪そうに私を見るウヒョンさん

「何ですか？教えて下さい！」

WH「でもなー・・」

「そんな焦らさないで教えて下さいよ！」

WH「だって、A、いつもは俺の意見なんて聞いてくれないじゃん。なのに、こんな時だけってさ、ズルくない？」

うっ・・・

何とも図星だ・・・

「だ、だったら、私どうしたらいいですか？」

WH「んーそうだな・・・じゃあ、俺の案をあげる代わりに、一つ俺の言うこと聞いてくれる？」

まぁ、言うこと聞くって言ったって、どうせこの人が思いつくことはしょうもないし・・

「分かりました！」

WH「え？ほんとに？いいの？」

「はい、いいですよ。だから、教えて下さい」

WH「後で、やっぱやだ、とかは無しだよ？」

「分かってますって！」

WH「ほんっとにいいの？」

「いいですってば！！」

こんなに私を信用しないなんて、ウヒョンさん疑い深過ぎ・・

WH「もしAが裏切ったら、俺、仕事ストライキするからね？」

「はいはい」

WH「俺がいないINFINITEなんて売れないよ？」

「もー本当に！分かりましたって！！早く案を教えて下さいよ！」

WH「じゃあ言うけど、茶化したりしない？」

「絶対しません！」

WH「・・・"王様ゲーム"・・とか、どう？」

・・正直、意外だった

だって、やらされるのは自分なのに・・

「・・言っときますけど、女の子のゲストとか呼べませんよ？」

WH「そんなの分かってるよ。ファンミなんだから」

「あ、そうですか・・・」

WH「で、どうなの？」

どうなのって・・・

いいじゃん！メンバー同士の王様ゲーム！！！

「ウヒョンさん！グッドアイデアです！それ、採用させていただきますね！」

WH「やっぱり？いいでしょ？」

「はい！すっごく面白くなりそうです！」

この時の私は、ファンミの企画の悩みが消えたことにホッとするばっかりで

私に見えないようにウヒョンさんが黒い笑顔で笑ってたなんて全く知らなかった

.