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SideA
A「あの、私はどうして呼ばれたんですか？」
そう言うとふっかと呼ばれた男性が答えた。
「先ほども言いましたが、
本当に俺らも分かんないんですよ。
国王は随分と言葉足らずのことが多いので」
佐久間「うんうん笑
でもね、全てが悪人ってわけじゃないんだよ？」
A「え……？」
「涼太の根っこはものすごく優しいから」
A「涼太……？」
佐久間「あぁ国王の名前だよ。
君はリリーだったよね？
じゃあ知らなくて当然か」
「あ、着いたよ」
そう言われて窓の外を見ると
今まで遠くから見えていたお城に
いつの間にか入っていた。
「はい。国王はこの部屋の中にいるよ」
そう言うと佐久間さんがドアを開けた。
佐久間「失礼します」
うちのダイニングがいくつ入るんだろうと思うくらい
広い部屋の奥の玉座に
1人の男性が座っていた。
「陛下、娘を連れてまいりました」
宮舘「ご苦労。
そこの娘。確か岩本だったか？」
A「はい、」
宮舘「階級は」
A「リリーです……」
宮舘「そうか。
岩本。2日前に市場でミルクを売っていたか」
A「はい。うちの牛の搾りたてのミルクを」
宮舘「…………深澤」
深澤「はい！」
宮舘「現在契約中の農家との契約を切ってこい」
深澤「え？ですが……」
宮舘「そして新しく岩本の農家との契約を結ぶ」
A「えぇ！？」
宮舘「階級はリリーからダリアへと昇格だ」
え、うそ……。
A「あの、でも経営者は私じゃなくて父なので……」
宮舘「では直接家に行く。馬を出せ」
佐久間「了解ピーマンであります！！」
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三月 - とてもいいお話です！だて様の心の氷が徐々に溶けていく感じがいいです！ (2020年10月18日 0時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
阿部月姫(ｶｸﾞﾔ)(プロフ) - いちごのタネ☆さん» ありがとうございます！そのように言っていただけてとても嬉しいです^^ こちらこそこちらの作品を見つけて頂きありがとうございます！ (2020年3月22日 7時) (レス) id: 2beffc3723 (このIDを非表示/違反報告)
いちごのタネ☆ - 初めまして！凄く面白かったです!!花言葉が１つずつ明かされていく場面はドキドキでした！本当に最高でした!!素敵な作品ありがとうございましたm(_ _)mこれからも頑張ってください(^-^) (2020年3月22日 1時) (レス) id: 7678bebf4d (このIDを非表示/違反報告)
阿部月姫(ｶｸﾞﾔ)(プロフ) - ﾅﾐｦの家のあろさうるすさん» ありがとうございます！終わり方が1番こだわったのでそのように言っていただけてとても嬉しいです^^ ぜひ何度も読み返して見てください！ (2020年3月17日 10時) (レス) id: 2beffc3723 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾐｦの家のあろさうるす - 完結おめでとうございました！おわりかたがなんとも素敵ですね！何度も読みたくなるお話でした！私は舘担なので、また舘さまの作品作ってくださると嬉しいです。これからも頑張ってくださいね〜！ (2020年3月17日 10時) (レス) id: 2e27670cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿部月姫
| 作成日時：2020年3月1日 16時
