65話 ページ5
お母さんを埋めた後
家に戻り家の裏にある庭の方へ向かう。
A「一輪の薔薇…」
大「広いな…。」
A「お母さんすごくお花が好きで…私が学校に行ってる間ずっとこの庭にいるの。」
お母さんのお庭は種類ごとに綺麗に分けられている。
野菜農園、百合の花、シクラメン、カーネーション、チューリップ色んな花ごとに分けられている
ただ唯一無かった花が薔薇…。
A「探せばどこかにある。探しましょう。」
一斉に散らばってみんなで探しに行く
だが、いくら探しても薔薇らしき花が見当たらない…。
ニ「はぁ。全然薔薇が見当たらないじゃないですか。」
相「きっとどこかにあるって、頑張って探そう。」
何度も何度も同じ所を周り見てない所細かく見ていくが全く薔薇の花がない
1時間過ぎた頃、家に入る扉の隣の壁が他のと比べてやけに草が多いことに気づいた。
気になりその草を取ると普通の扉より少し小さめの扉が現れた…
A「ねえ！！小さな扉見つけた！！」
大声でそういうとみんなが集まってきて驚いた顔をしていた
翔「こんなところに扉…。」
A「他探してもないんだったらもうここしかない…。」
意を決して扉のドアノブを回す…
すると…ずーっと下の方に階段が伸びておりその奥の方まで真っ暗で何も見えなかった。
A「翔さん。炎出せる？」
翔さんの炎で照らしてもらいみんなで階段を降りていく。
こんな場所があったなんて、全然分からなかった…
どんどん下に降りていくと短い廊下が現れそこを通っていくと小さな部屋があった
そこに入っていくと大きな台の上に金の模様がある紺色の箱が置いてあった
そこを開けると一通の手紙と一輪の薔薇が置いてあった。
手紙を手に取り読み上げる
“私の最愛なるAへ
この手紙を読む頃はあなたの力が目覚めて立派な王女になるための試練が来る時
と、同時に私はもうこの世にはいないことでしょう…
これから先辛いこと苦しいこと沢山あると思います。
でも貴方は必ず成し遂げられます。だって、私と偉大な王様の娘ですもの
私はずっと貴方の傍にいます。愛してるわ。”
私はたくさんの涙を流していた…
続く (更新停止中)
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作者名：暁月晴汰 | 作成日時：2017年12月19日 7時
