64話 ページ4
A「もう、私どうすればいいの…。お母さんなしでは…。」
翔「Aちゃん…。」
A「翔さん。ごめんなさい。あの時翔さんの話を聞いていれば、こうはならなかった…全部、私のせいだ。」
翔「Aちゃんのせいじゃない、お母様も全部わかっていたことなんだよ、それに僕達がAちゃんを救う選択をすることも知っていて僕たちに託した。」
A「それでも、お母さんを救いたかった…。私には使命があるといっていたけど私が果たせるわけがない。なんならいっそのこと、一緒に死にたかったよ…。」
大「そんなこと言わないでください。僕たちも気持ちは一緒です。」
松「でも、お母さんの願いを聞いてそれを最後まで果たすことが一番良いと思ったんだ」
みんなも本当は悲しくて悲しくて仕方ない
悩んで悩んで出した決断だから弱音吐いてはいけない。
お母さんは今まで私を見守ってくれた…助けてくれた。
私に託された使命を果たす…
今は亡き父と母のために…
A「お母さんが…庭に一輪の薔薇がある場所に私たちに必要なものが入ってるって…」
ニ「庭にですか。行ってみましょうか。」
A「でもその前に、お母さんを綺麗な場所に埋めてあげたい。」
さっきの強力な力が発揮したせいで色々な記憶が蘇って
お母さんが好きだった場所があるのを思い出した。
その場所は家からそう遠くない。
そこに連れて行ってお母さんが好きだった場所に埋めてあげたい、そう思った。
相葉ちゃんが能力でツルを出してお母さんを浮かしその場所に行った。
そこは登ると周り全体を見渡すことができて大きな木が一本立っていて周りに綺麗な花が咲いている場所。
私は氷でお母さんに綺麗なドレスを作り相葉ちゃんが綺麗に穴を掘ってくれてお母さんを埋めた。
A「お母さん、今までありがとう。」
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作者名：暁月晴汰 | 作成日時：2017年12月19日 7時
