教えて、結び方 2 (ページ7)

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「じゃんっ！」

長瀬「おー！遊園地！」

目的地に着くと、想像通り長瀬くんの目はキラキラしていた

長瀬くんは子供っぽいヤンチャな部分があるから遊園地が好きそう、そんでもって分からないけど絶叫系も好きそう

という謎の単純思考のもと、有名絶叫アトラクションがある遊園地で遊ぶことにした

なんて言ったって、こう見えて私は絶叫系が大の得意だからね

長瀬「……俺実はさ、絶叫系…」

あれ？なんか思ってた反応と違う、、、？

長瀬くんは青ざめた表情をしていて、今にも冷や汗をかきそうだ

「え………嘘、、、」

長瀬「なんで今日ここにしたの？」

「長瀬くんは絶対に絶叫系好きだろうなあって思ったから」

長瀬「絶対に？乗れないかもってちっとも思わなかったの？」

「思わなかったよ、だって長瀬くんだし」

長瀬「プッ！ククっ笑、ねえ、何それ笑」

真面目に答える私に長瀬くんは吹き出してから、

やっぱり佐々木さんって面白いね、って

俺のツボだわって笑うから

バカにしてる？とか、何が面白いの？とか

そんなん言おうとする前に、嬉しいが勝っちゃう自分がいて

「だっ、だだって、長瀬くん、ほら、いつもクルクル回ってるから、そゆの大丈夫かなって」

長瀬「ブレイクダンスのこと？笑」

「う、うんそうそれ」

長瀬「うん、俺、大好き！」

「えっ」

長瀬「絶叫系大好き！」

いぇーい！だからさっきの反応は嘘でーす！ってピースする長瀬くんを目の前に、

大好きに反応した心臓の音がバレていないかハラハラしながら焦りまくる私

調子狂う、本当にこの人は

………本当にズルい

長瀬「行こ！佐々木さん！」

今日を楽しめる時間まで楽しむんだ、ちゃんと決めてるから

長瀬くんの笑顔にしっかり答えるんだ、自然に、心から

「………うん！」

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