教えて、結び方 2 (ページ2)

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残りの夏休みと送ったあとに、残りがあと5日しかないことに気がついて焦ったが

"30か31なら空いてるよ"

と長瀬くんから連絡が来て一安心

なるべく早く長瀬くんから聞きたくて

というか、会いたくて

だから予定は30日にした

長瀬くんのあの苦しい表情を思い出すだけで私の心も苦しくなって、辛いけど

だけど私はやっぱり長瀬くんが好きだから

声が聞きたくて顔が見たい

私の目を見て話してくれる長瀬くんに会いたい

明日になったらきっと私は、長瀬くんの秘密をひとつ知ることになる

心臓がぐらんぐらんして、地に足が着いていない気持ちでいっぱいで

落ち着かなくてソワソワ家中を歩いていたら、おつかい行ってきて、とお母さんから買い物を頼まれた

何もしてないよりかはマシだから、私は買い物をしに外へ出た

真夏日の昼間、太陽がジリジリしてて暑い

スーパーで余分にアイスでも買って食べて帰ろ

雫「あれ、結星の隣にいた子？」

お祭り以来のその声に顔を上げる

私は汗でベタベタだっていうのに、目の前にいる雫さんは汗なんか微塵もかいていないかのように涼しげで

太陽に照らされる白肌が眩しくて、透き通っていて

消えてしまいそうなほど儚かった

「………雫さん」

雫「やっぱり、お祭り以来だね」

不敵な笑みと日差しの強さに頭がクラっとした

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