教えて、結び方 (ページ6)

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環「ねえなんと今週の当番3組です」

「と、いうと？」

環「長瀬くん当番だよ.........行くしかないっしょ」

と、いう流れで今現在図書室に向かっている私たち

4組の私は階段を上がってから教室に入るまでの道のりで自然と3組の前を通れることになっている

だから教室を覗けるということだ

いつも通り8時に学校に着いた私たちは3組の前をチラ見したけど長瀬くんはまだいなかった

『廊下で待ち伏せ作戦は？』という環ちゃんの提案で、普段は教室に着いたらすぐに椅子に座ってお喋りをする私たちが、朝から廊下で外の景色を見ながらお喋りという初体験も行った

『いや遅くね長瀬くん』

環『あと5分でHR始まるんですけど』

真面目な私たちはいつも5分前には着席済みだ、というか5分前以前にずっと着席済みだけど

『......もう戻ろ、先生も来るかもだし』

環『いや、ここはもうちょい粘ろ。まだ時間あるし大丈夫だって』

『えぇ、いやでもさ...っ！！』

環『きききき来たっ？』

『.........来た』

廊下の人たちの挨拶におはよ〜！！って元気な声で返してる長瀬くん

ワイシャツは長袖腕まくりなんだ、鞄じゃなくてリュックで、後ろ髪ちょっと寝癖付いてる

長瀬くんが教室に入ると、長瀬おはよー！お前今日遅いなー！おい長瀬ー！って声がする

『めちゃくちゃ人気者じゃないですか』

環『うん、長瀬くんもかなりの陽キャです』

そりゃそうだ、だって放課後バスケやる人だもん

それにしても

『.........ワイシャツ腕まくり、タイプだ』

環「いや〜朝のAは面白かったな〜、なるほどねえワイシャツ腕まくりの人がタイプね〜」

「もうあれは咄嗟に口に出たことなんで思い出させるな」

環「いや無理長瀬くん見る度に思い出す、ましてや関係ないワイシャツ腕まくりの人見ても思い出す」

「後者で思い出すのだけは本当にやめて」

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