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「深田先輩と雫さんって、どういう関係なんですか？」
深田「お、雫？笑」
雫か〜って少し上を見上げているその表情は、いとおしいという感情に溢れていた
深田「幼なじみだよ」
「……それで、深田先輩の好きな人？ですか」
深田「おぉっ笑、分かっちゃった？笑」
深田先輩の耳が少し赤くなった
照れを隠しているかのように手で口を抑えながら、
ん、俺の好きな人だよ、って
恋って、人をこんな顔にさせるんだ
深田「自分で言うのもあれなんだけどさ、雫も俺の事好きでいてくれてて」
「、あぁ、見てたら分かりました」
深田「だよね笑、でも、本当中学の頃からずっと俺の事好きでいてくれてるんだよね。でも俺さ、バカだから全然気が付かなくて。俺は俺で、小中ずっと恋愛とか全然分かんなくて、人好きになる、とか」
苦いような表情をした深田先輩は、本当バカだったなあ俺ってから笑いをした
深田「だから、俺自身が雫のこと好きだなって気が付いたのは割と最近なんだよね」
雫さんを思っている時の深田先輩の表情は柔らかくて、優しくて、
きっと深田先輩を好きな子たちがこんな表情見たら胸が苦しくなるだろうな
好きな人のこんな表情、自分にしか向けて欲しくないって思っちゃうもん
でも私は、長瀬くんが好きだから
告白しないんですか？とか、好きって気が付いたきっかけありますか？とか、聞きたいことたくさんあったけど
それよりも、全然、知りたいことがある
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作者名：na | 作成日時：2022年5月21日 18時
