教えて、結び方 (ページ34)

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列に並びながらボーッと頭で考える

私ったら考えるより先に言葉を発してしまうというミスを連発してしまう病気なのかもしれない

またやってしまった

でもさ、だってだって、仕方なく無い？

ゲーム機が取れなくて悔しがってる長瀬くん見たら、あのゲーム機私が絶対に打ち倒してやる！って気持ちになっちゃうじゃん

射的なんて一切やった事ないよ、昔からお祭り来ても射的コーナーなんて一切見向きもして来なかったよ

でもさ、それとこれとは別じゃん？

銃は、構えるべき時に構える物なのだから

これが恋の力ってやつなのだ

環「何かキメ顔してっけどAのせいで私まで巻き込まれちゃったんだからね！責任取ってよ！射的なんて初めてだよ！」

「いや私も初めてだから大丈夫だよ環ちゃん。こういうのは直感で何とかなるんだから...ぁ、あれ？」

順番が回ってきていざ銃を構えようとしてみたら、あ、あれ

何かむずくね？

「え、ちょっと何これ」

環「全然焦点合わない助けて！」

射的ってこんなに難しいものなの？

黒田「ねえ環ちゃん下手くそ！ここはこうだよ？笑」

いきなり環ちゃんの名前を呼んだ黒田光輝に驚いて顔を上げたら、

環ちゃんに近づいて後ろから一緒に銃を持っていた

「っは、」

環ちゃんはというと、目ん玉が飛び出るくらい驚きながらひたすら黒田光輝の教えに首を縦に振っていた

多分あれは何も話が入っていない

はぁ〜黒田光輝ってとんでもねえな

長瀬「...っぁ、深っ！」

深田「も〜待って？渉くんも下手くそやん！貸してみ貸してみ」

長瀬くんの深っ！が掻き消されたかと思ったら、

多分この中の誰よりも下手やん渉くん！と言いながら渉くんに指導をする深田先輩

長瀬くん、きっと黒田光輝の行動を見て私に気を使おうと深田先輩に声掛けようとしたんだ

見事に玉砕(？)した長瀬くんの気遣いは正直助かった、

いや、長瀬くんごめんだよ？

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