教えて、結び方 (ページ32)

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一通り挨拶を終えた私たちはブラブラ周りながらみんな何かしら片手には食べ物を持っていた

深田先輩と挨拶をした際、月曜日のギャラリーの子たちだよね？と何故か認知を受けていたのでビックリだ

どう？深田の隣歩く？と長瀬くんに聞かれたが、

とりあえずまだ環ちゃんと2人で歩くね、と言い、

前には男子、後ろには女子、という並びで歩くことになった

環「ねぇこれみんなで来た意味あるの？」

「いーの、とりあえずはこれで。長瀬くんがお祭りではしゃいでる姿こんな近くで見れるなんてレアすぎるじゃん？隣より後ろからの方が見やすいし」

環「...健気だねえ随分。にしても、深田先輩連れてくると思わないじゃんか普通」

「.........いや、普通に考えたらそうだったんだよ。気づかなかった私がバカだったの」

一緒にお祭りに来れてることだけで有難いしすごいことだ、

もうそう思うようにした、実際そうだしね

長瀬「ね、あれやってもいい？」

長瀬くんたちがはしゃぐ姿をボーッと眺めていたら突然後ろを振り向かれて言われたあれ、に戸惑うが

指を指してる方向を見てすぐに射的だと分かった

「射的？も、もちろん！」

深田「やった〜！俺上手いからみんなマジで見ててみ？」

黒田「俺も上手いべ！」

長瀬くんと黒田光輝、深田先輩が袖を捲り出した

めちゃくちゃ本気モードなようだ

待って本当に待って.........に、二の腕.........！

袖を捲りあげた事により、長瀬くんの上腕二頭筋が露わになる

長瀬くんの程よい筋肉、ダメだ

すんごいカッコイイわ

きっと深田先輩の方が鍛えられていていい筋肉なのだろうけど、

私には長瀬くんの程よい筋肉の付いた腕の方がグサグサ刺さってきてとてつもなく好きだ

環「Aの考えてること言ってあげる、長瀬くんの程よい筋肉の付いた腕すんげえ好きだわ、でしょ」

「バッチリだよ環ちゃん、すご」

環「ちょっと息荒くなってたから気をつけな」

無意識で息が荒くなっていたそうだ、危ない危ない

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