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長瀬 side
湧「え！なになに長瀬の知り合い？」
「っあ！いやえっと」
ヤベぇ、久しぶりに佐々木さんの顔が見れたのが何か嬉しくてつい手を振ってしまっていた
「最近話すようになって！」
湧「へぇ〜やるやん」
深田「あれ、あの子たちって前も見に来てなかったっけ」
深田のその一言で、嬉しいような、でもなんか引っかかるような、そんな複雑な気持ちになる
何でなのかは、分からないけど
深田「もしかして俺らの誰かのファンだったり？笑」
湧「マジか！よっしゃあ〜気合い入れるぞ〜！」
湧くん、残念だけど気合い入れても無駄だよ
もしかして〜じゃなくて、深田のファンだよ、って
本人に許可なく言うのは違うからもちろん言わないけど
心做しか鼻の下が伸びてる深田を見て心の中でそう思う
観客席を見上げて佐々木さんの姿を見る
メガネちゃんと何か話してる佐々木さんの表情は何処と無く嬉しそうに見えた
...深田に佐々木さんのこと上手く紹介して、2人が話せるようにしないと
気が付いたら試合が始まっていて、神経をバスケに集中させる
ギュッとなった胸の痛みには気付かないふりをした
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作者名：na | 作成日時：2022年5月21日 18時
