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昨日のテレビの話や2週間後に迫る期末テストの話など、
長瀬くんはたくさん話を振って私を飽きさせないようにしてくれている
気遣いの出来る男の人.........キュン、だ
窓の外を覗くと、青いユニフォームの深田先輩の姿が見えた
改めて、朝練ねえと考える
すごいなあ、
.........長瀬くんは朝練とかあるのかな？
あれ？これ、部活聞くチャンスのリベンジじゃない？
「ぁ、そういえば」
長瀬「うん」
「長瀬くんは...そ、その、朝練とかは無いの？」
き、聞いちゃった...！
長瀬「朝練無いよ！まあ自主でやってる人もいるかもだけど、俺は朝からは疲れちゃうからいいや〜って感じ。まあ大会近くなったりしたらみんな集まってやったりするかな、あ、これは先輩から聞いた話だけどね！」
「そうなんだ」
.........、まったく絞れない、外なのか中なのかも分からない
分からなすぎるから、やっぱり、
「.........見てみたいなあ、長瀬くんの部活してるところ」
長瀬「.........へっ？」
「.........ん？」
ポカンとした顔の長瀬くんが足を止めたから私も止まった
「あ、えっと、え？どうしたの？」
長瀬「...俺のダンスしてるところとか飽きない？笑」
「.........ぇ？」
長瀬「.........飽きないなら、全然、そんな見せもんじゃないけど、放課後第2体育館で練習してるから」
「ぁ、え、」
黒田「お！長瀬ー！」
長瀬「っじゃ、呼ばれたから行くね！また！」
待って待って待って、もしかして口に出てた！？
足早に去っていった長瀬くんの背中を見て、彼の頬がほんのり赤く染っていたのを思い出す
.........いや流石に勘違いか、や、でも、
勘違いじゃなければ良いのに、なんて
というか私多分相当恥ずかしいこと言っちゃった？
でも、ダンスしてるところって
長瀬くんってもしかして
「ダンス部、なのか」
てんやわんやでなんとか長瀬くんの部活を知ることが出来たみたいだ
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作者名：na | 作成日時：2022年5月21日 18時
