教えて、結び方 (ページ3)

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環「ついに来ちゃったよ体育館」

「来ちゃったね」

環ちゃんの震えてる声に目を向ければ

足をガクガクブルブルさせていた

「環ちゃんもしかして怖気付いてる！？」

環「だって〜！.......今日はやっぱり帰ろっか」

「ダメ！！！ここまで来たんだから！ほら行くよ！」

2階にある観客席までの階段を上る

「あれ、そう言えば今日ってバスケ部休みじゃなかったっけ」

月曜日はバスケ部が休みだ、とクラスの陽キャたちが教室で言っていたのをふと思い出す

環「あ、そうそう。部活は休みなんだけど、湧先輩含む何人かで放課後体育館借りてバスケやってるんだって」

「ほぉ〜なるほどね」

観客席に着くと、数人の女子がいた

「なんかみんな、隠れファンって感じだね」

環「いや、まあ、でもこんなところで見てたら全然隠れられてないけどね笑」

「確かに笑」

よし！行こ！っと、環ちゃんの腕を取り手すりのど真ん中へ向かった

「おぉ、どう？湧先輩見つかった？」

.......あ、いた

茶髪でセットされた髪の湧先輩は、やっぱり目立つのか、すぐに目に入った

隣から環ちゃんの声が全く聞こえてこない

「環ちゃん？どうしたの」

環「っ〜〜〜！！！！！！！か、かっこいい.......！！！」

「ふふっ、よかった」

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