scene 17/side YOU ページ33
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バイトが終わったのが7時だったから、帰ってきた部屋はもう真っ暗だった。
手探りで部屋の電気を点けたら、ベランダに洗濯ものがまだ干しっぱなしになっているのが見えて、
しまったぁぁぁ〜!!って一人で声にならない声で叫ぶ。
いっそいで荷物を置いて、ベランダに出る。
「あ〜もう!何で忘れるかなぁ?」
こんな自分に呆れる。笑
取ったものから順番に、部屋の中へ放り込んでいく。
今日が晴れの日で本当に良かった。
大変なことになるところだった。
いかに早く片づけるか、誰と競うわけでもないのに、必死に取り込んでいく。
そのとき、すごい近くでカンッ、カラカラカラ........って缶が転がるような音がした。
「ッ!!」
え!何?!今の私じゃないよね?!
誰?!
音のする方を見たら、隣の部屋の電気が点いてるのが見えて、
「...........もしかして.........健人さんいます?笑」
ってそう言ったら、
健「...........あ、バレた?笑」
って声が聞こえた。
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作者名:リンゴ | 作成日時:2016年5月21日 23時