・ ページ29
・
・
・
言ったあとに後悔しても、後の祭りだ。
よく考えてみれば、素敵だとか、かっこいいとか、散々口説き文句吐いてない?私!
健「あー、もう、やっぱ恥ずかしいな。笑」
でも、なんか照れっぱなしの珍しい健人さんが見られたから、まぁいっかな。
「ふふふ。笑
健人さんにとって、とっても大切なものなんですね。」
この前健人さんが、綺麗な目で言ってくれたから、
私も、伝われー伝われー、って思いながら、
素直な感想を言ってみた。
そしたら健人さんの照れたように伏せていた目線がスッ、って上を向いて、私のそれと交わる。
健「........」
そんなに大きなキラキラした目で見つめられたら、
吸い込まれちゃう.........
「...........健人さん?笑」
絡み合った視線と、沈黙に耐えられなくて、
私が先に破ってしまう。
健「..........Aちゃん。」
「..........はい?笑」
健「この話、Aちゃんに話せて良かった。
聞いてくれて、ありがとう」
健人さんのあったかくて大きな手が、
ポン、って優しく私の頭に乗った。
でも、今度はこの前みたいに、すぐに離れることはなくて、
「また聞いてほしい話があったら、いつでも聞きに行ってあげますよ。笑」
その変わり、ちょっとふざけたけど、
私にしては、
少しは素直なことが言えたと思う。
・
593人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リンゴ | 作成日時:2016年5月21日 23時