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言ったあとに後悔しても、後の祭りだ。








よく考えてみれば、素敵だとか、かっこいいとか、散々口説き文句吐いてない?私!









健「あー、もう、やっぱ恥ずかしいな。笑」









でも、なんか照れっぱなしの珍しい健人さんが見られたから、まぁいっかな。









「ふふふ。笑
 健人さんにとって、とっても大切なものなんですね。」









この前健人さんが、綺麗な目で言ってくれたから、








私も、伝われー伝われー、って思いながら、




素直な感想を言ってみた。









そしたら健人さんの照れたように伏せていた目線がスッ、って上を向いて、私のそれと交わる。









健「........」









そんなに大きなキラキラした目で見つめられたら、









吸い込まれちゃう.........









「...........健人さん?笑」









絡み合った視線と、沈黙に耐えられなくて、









私が先に破ってしまう。









健「..........Aちゃん。」



「..........はい?笑」









健「この話、Aちゃんに話せて良かった。


  聞いてくれて、ありがとう」









健人さんのあったかくて大きな手が、



ポン、って優しく私の頭に乗った。








でも、今度はこの前みたいに、すぐに離れることはなくて、









「また聞いてほしい話があったら、いつでも聞きに行ってあげますよ。笑」









その変わり、ちょっとふざけたけど、









私にしては、






少しは素直なことが言えたと思う。









scene 15/side YOU→←・



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作者名:リンゴ | 作成日時:2016年5月21日 23時

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