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〜17〜 ページ17

〜紫耀side〜



この間のこと海人がバレて、しつこくAちゃんに謝れと言われた俺は

海人に頼んで屋上に呼び出した。





「…悪かった。」



と、謝る俺に




『私が勝手に部屋に入っちゃったから』



そう言った後にハッとした顔をして




『こんな事言う女の子嫌いだったよね…』



あたふたする姿は面白くて久しぶりに少し笑えた。






その俺の顔を見て



『笑った顔を初めて見たから嬉しい』



なんてポロポロ泣き始めて、女の涙は大嫌いなはずなのに、


なぜか全く嫌な気はしなかった。






泣いてたと思えば何か思い出したように



『お詫びにアイス奢って!』



なんて子供みたいな甘い笑顔でねだってきて。








紫「何でそんな俺がそんなことしなあかんねん。」



『廉くんはご飯奢ってくれたよ!?』



俺はその一言に耳を疑った。







廉は確かに女に優しい。




でもその優しさは見せかけの優しさにすぎなくて

俺も廉も女はただやるだけの相手。





ほしいものだって、言えば女がいくらでも買ってくれるし


当然のようにメシなんて女が奢ってくれてた。






だから廉がメシを奢って、それでバイバイなんて、

信じられなかった。









それにしてもこの女。


泣いてたと思えば、いきなり笑ってたり。






俺にはどういう風に愛されて育ったらあんなに

感情が豊かになるのか不思議だった。






愛されることも、愛することも知らない。



感情が豊かすぎる彼女に羨ましさを感じてた。

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ゆめ(プロフ) - キルヒアイス。さん» コメントありがとうございます!楽しみにしてると言っていただけて嬉しいです!これからも頑張って書きますので楽しみにしてて下さいね! (2017年6月4日 13時) (レス) id: 9d337fe0f7 (このIDを非表示/違反報告)
キルヒアイス。(プロフ) - いつも読ませていただいています!めちゃくちゃ面白くてドキドキして毎回楽しみにしてます(o・v・)♪ (2017年6月1日 22時) (レス) id: afbf9bfef5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめ | 作成日時:2017年5月11日 20時

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