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それから少したった頃海ちゃんから

話があるから屋上に来てほしいと連絡が来て

いつもなら保健室の奥の部屋なのになんで

屋上なのか少し不思議に思いつつ屋上に行くと

カイちゃんではなく、なぜか紫耀くんが居た。







『えっと…紫耀くん…?

海ちゃんと待ち合わせしてたんだけど、まだ来てないよね…?』



恐る恐る顔色を伺いながら話しかける。





紫「海人なら来おへんで。」




『え…?』




紫「海人にお前のこと呼んでもらってん。


その…この間は悪かったな。」




まさか紫耀くんが謝ってくれるとは思わなかった。






『いいよ、それに私が勝手に部屋に入っちゃったのも


いけなかったし…。


ってこんなこと言う女の子嫌いなんだっけ…ごめんっ…そのっ…。』





また紫耀くんが怒っちゃったらどうしようと思ってあたふたしてたら




紫「ふふっ。」




『え!?今笑った!?』






紫耀くんは少しだけだけど確かに笑っていて。


その顔を見た瞬間私の目からは自然と涙が流れた。








紫「お前何泣いてんねん。」




『紫耀くんの笑った顔

初めて見たからなんか嬉しくて…。』




紫「お前って変なヤツやな。」




『えー、初めて言われたよ。』




紫「変なヤツに変っていうヤツ中々居らんやろ。」





『ひどい!

じゃあ、お詫びに今度アイスで良いよ!

普通のアイスじゃなくて高級なやつね!』




紫「はあ!?」




『廉くんはご飯奢ってくれたよ!?』




紫「え、あの廉が…?」




『うん。カイちゃんが休んでた時ノート取ってて

家まで届けてくれたからお礼にってご飯奢ってくれたんだ!』




紫「その後は…?」




『その後…?

普通に家の近くまで送ってくれてばいばいしたけど。』




紫「そうなんや…。」




『また今度期待してるからねー!』







笑顔で手を振ってみたけど、内心はすごく怖くて。

けど、紫耀くんと普通に話せた事が嬉しくて仕方なかった。

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ゆめ(プロフ) - キルヒアイス。さん» コメントありがとうございます!楽しみにしてると言っていただけて嬉しいです!これからも頑張って書きますので楽しみにしてて下さいね! (2017年6月4日 13時) (レス) id: 9d337fe0f7 (このIDを非表示/違反報告)
キルヒアイス。(プロフ) - いつも読ませていただいています!めちゃくちゃ面白くてドキドキして毎回楽しみにしてます(o・v・)♪ (2017年6月1日 22時) (レス) id: afbf9bfef5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめ | 作成日時:2017年5月11日 20時

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