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元犬8匹 ページ9

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「A、ほーら!ほら、起きて!」


『んぇ…?』


「いくらー」




ぼんやりとした視界には

棘くんと五条先生の顔が見えた






あれ、私いつの間に寝ちゃってたんだろう…






徐々に覚めてく感覚と同時に思い出す







『ハッ!』






キョロキョロと辺りを見回す



棘くんの肩……棘くんの肩!!??

夜…高専の校門前……ん?高専の校門前!?





『棘くんごご、ごめんなさい!私肩に頭預け…』


「おかか。すじこ、高菜」


『で、でも…』


「ツナツナ」


『うっ、ありがとうございます…』





棘くんは首を振ってこう言った






"気にしてないよ。眠そうだったから大丈夫"


"無理しないで"







そうは言われても、従者的には大失態でありまして…


と内心反省会を開く






「じゃ、もう夜遅いから早く寝なね。

棘とAは後日僕にケーキ持ってくること!」




『は、はい!あり、ありがとうございました!!』



そう言って私と棘くんはペコリと頭を下げた








五条先生の車が遠ざかって行くのを見ながら、

私たちも戻りましょっか、と寮に足を進めた








『棘くん、あのね、』


「?」


『私、本当はもうここに戻らない予定だったんです』


「…ツナ?」


『だって、従者が主人を好きになったら…ねぇ?』




なんて小さく笑いながら話す




『だから私、また、ここに戻れて良かったです!』


「しゃけ」


『へへっ、ありがとうございます』





そう言って私はポケットに残ってた


渡せるはずのないオレンジの飴を渡した









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設定タグ:狗巻棘 , 呪術廻戦
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saki - 穂波さん…好きだぁぁ!それと五条先生が言う青春って何か刺さる物がある…素晴らしい作品ありがとうございます!あわよくば続きが読めたらななんて… (11月5日 23時) (レス) @page13 id: 15ea9621b8 (このIDを非表示/違反報告)
k - 更新停止、、!?!?!?!? (5月13日 1時) (レス) @page13 id: 5d2f3eba17 (このIDを非表示/違反報告)
もるぷ - 前作と合わせて何度も読ませていただいてます。叶うのであれば、ぜひ続きが読みたいです。コメント失礼しました。 (2023年3月25日 7時) (レス) id: 475fdfb400 (このIDを非表示/違反報告)
棘くん好きすぎる - 更新する予定はないんですかね?面白かったので早く見たいのですが (2022年5月4日 1時) (レス) @page13 id: 8abf4c4eb8 (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - ァァァァァァァァァ、、、更新停止ィィィィッ(>ω<。)エーン (2022年2月13日 10時) (レス) @page13 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いぬ | 作成日時:2020年12月22日 17時

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