狗巻棘の犬

犬２３匹 ページ24

狗巻side

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真希に伏黒の所行ってみようぜと言われたので行くこ

とになった



…俺なにしてんだろ







「「…」」




行った先でAが伏黒に頭を撫でられてた




「と、棘?…おーい」


「……」



真希が隣で何か言ってるのなんか耳に入んない


胸の中が割れた卵みたいにグチャっとして気持ち悪い


心を掻き乱されてるようで少し腹ただしい





俺は気づいたら2人のとこに向かってた



『あ！棘くん！！どうしたんですか？』



俺に気づいたAがすぐに駆け寄ってくるのが

なぜかわからないけど伏黒に対して優越感を感じた




「来て」


『そ、そんな言われなくても行きますよ？！』



わざわざ呪言まで使ってAから伏黒を引き剥がす





…伏黒じゃなくて俺と一緒に特訓すればいいじゃん

俺に頭撫でられるの好きだって言ってたじゃん

なんでそんな、



「(誰彼構わず着いてかないでよ…)」




俺の犬じゃないの









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