慈しい姉３

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炭「姉さん！！」

妓(この娘、弟を庇って自分が鎌の攻撃を受けた！？毒で自分が死ぬのに！！)

炭(斬る！！頸を斬る！！俺が受けるはずだった攻撃を姉さんが代わりに受けた！！せっかく姉さんが倒すきっかけを作ってくれたんだ！！無駄にするな！！)

炭(諦めない！！絶対に斬る！！)

ギシッ ドギャ

妓(コイツ！！先刻だって俺の頸を斬れなかったくせにまだ刀を振るのか！！姉の方も俺に刀を振ってやがる！！肩を鎌で刺してるんだぞ！？)

妓(なんだ？姉の首から痣が…)

炭『「アアアアァア！！！」』

妓(肩から鎌が抜けねえ！！まずい…忍びに斬られた左腕を早く再生…)ズッ

妓(畜生こんなガキどもに…まずい！！斬られるぞオオオオ！！いや！！大丈夫だ！！俺の頸が斬られても妹の頸が繋がってりゃあ…)





堕「アンタがアタシの頸を斬るより早くアタシがアンタを細切れにするわ！！よ…」ギャギャ

堕(何でよコイツ！！お兄ちゃんが心臓を刺したのに！！)

伊「俺の体の柔ら゛かさを゛見くびんじゃね゛え゛！内臓の位置を゛ズラすな゛んてお茶の゛子さい゛さい゛だぜ！！」

伊「険しい山で育っだ俺に゛は毒も゛効かね゛え゛！！」





『ハアアアアア！！』
炭「アアアアアア！！」
善「アアアアアア！！」
伊「ガアア゛ア゛アア゛ア゛！！」





堕「お兄ちゃん何とかして！！お兄ちゃん！！」

妓(早く円斬旋回を…)

ザンッ ドン ゴン ゴロゴロ

(倒した！！)

ドシャ ギュル

宇『「！！」』







須「斬った！？斬った！！斬った！！キャーーッ！！斬りましたよォ雛鶴さん！！草葉の陰から見ててください！！」

ま「アンタ意味わかって言ってんの！？馬鹿！！」

須「えっ？」

雛「！？何か様子が変だわ。」







『ハア ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ』

炭「姉さん！！ごめん…俺が早く動けなかったから…」

『ちが…気に、しない…』

(毒のせいで上手く喋れない…動けない…)

炭(毒が回ってきてる！！駄目だ！！姉さんはまだ生きるべき人なんだ！！何とかして毒の回りを遅く…そうだ！！呼吸！！)

炭「姉さん！！呼吸だ！！呼吸で毒の回りを少しでも遅く…」

(炭治郎はなんて言ってる？聞こえない…それにしてもまずい…あの鬼の攻撃がくるのに…せめて炭治郎だけでも…)

『たんじ…ろ…にげ…』

炭「えっ？」

宇「逃げろーーーーーーーーッ！！！」

ギュル ギャギャギャギャ

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