慈しい姉３

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『煉獄さん。宇髄さん。』

宇「おお！！元気になったか？」

煉「怪我の方はもう大丈夫なのか！？」

『本当はまだ病室から出ちゃいけないんですけど…すぐに大丈夫になると思います！』

真「誰かさんたちが喧嘩なんて始めるから、Aが無理して来てくれたんだよ。」

錆「蝶屋敷の人間が怯えていたのにも、気づいていなかっただろう？」

煉「気づかなかったな！！それは申し訳ないことをした！！」

宇「そうだったのか…それはすまなかったなあ。だがよお、お前らも喧嘩に入って来ただろ。なあ、兄弟弟子さんよ。」

真「それはあなたがふざけたこと言うからでしょ。」

錆「それに、俺たちがしていたのは喧嘩ではない。まったく…人様の迷惑になるようなことを…」

真「しかも柱が、ねえ。」

宇「どう考えてもお前らは俺たちと同罪だろ！！何俺たちだけが悪いみたいな言い方してんだよ！！」

『宇髄さん、もう喧嘩しないでください。錆兎と真菰も。どうして二人ともそんなに喧嘩腰なの？錆兎と真菰が宇髄さんたちと喧嘩してる姿、見たくないな。』

真「ごめんね、A。もう喧嘩はしないよ。」

真(Aが悲しむことはしたくないからね。)

錆「すまない。Aが目覚めないと聞いて、少し動揺してしまっていた。もう喧嘩はしない。」

『うん！よかった！煉獄さんも宇髄さんも、私を助けてくれた人だから。二人も仲良くして欲しいな。』



宇(まじでアイツら態度が変わりすぎだろ…)

煉(それだけ竈門少女を大切に思っているということではないか！？)

宇(それにしてもだろ…Aのためだったらなんでもしそうだよな、アイツら。)

煉「その気持ちなら、俺も負けていないぞ！！」

『！！』ビクッ

宇「何張り合ってんだよ！！つか声でけえよ！！」

真「急に大声出さないでよ。びっくりするじゃない。」

錆「少しは落ち着け。男だろう。」

真(まあ、びっくりしたのはAだけだし、びっくりしてたAが可愛かったから気にしてないんだけどね。)

錆(びっくりしたときのAの反応、可愛かったな…)

『そういえば、どうして喧嘩してたんですか？』

煉「そ、それはだな…」

煉(言いづらい…竈門少女が起きたら求婚するとは言ったが、まだ心の準備ができていない！！)

宇「おーー、そうだったわ。なあA。お前、俺の四人目の嫁にならねえか？」

錆/真/煉「「「！？」」」

『へ？』

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