慈しい姉２ (ページ39)

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～潜入3日目～

「…………。」

「………。」

宇「便所掃除でも何でもいいんで貰って下さいよォ。いっそタダでもいいんでこんなのは。」べしべし

『あら？宇髄さん。』

宇「おお！A！！元気にしてた善「Aちゃーーーん！！会いたかったあああああ！！」お前遮るんじゃねぇよ！！」

『えっ、どうしてここに？』

女「A、知り合いなのかい？」

『はい。』

宇「Aからも言ってくれないか？こいつをここで働かせたいんだわ。」

女「でも、最近Aを入れたばかりだしねぇ…」

『そこをなんとかできませんか？まさかこの子がここに来るとは思わなかったけど、働くんだったら同じ所で働きたいですし…』

女「うーん…まあ、一人くらいだったらいいか。Aがそこまで言うなら貰い受けよう。Aには恩もあるしね。」

『本当ですか！？ありがとうございます！！』

宇「じゃ、頼みます。」

女「アンタ、名前は？」

善「ぜん、こ…です。」

女「わかった。善子、仕事を教えるからついてきな。」

善「は、はい！」

『また後でね。善逸君。』コソコソ

善(っ！！か、顔が近い…)

女「顔が赤いけど、大丈夫かい？」

善「だっ、大丈夫です！！」

女「そう。じゃあ、行くよ。」

善「はい！！」

『どうして善逸君がここに来てるんですか！？』コソコソ

宇「それは、まぁ…後で本人から聞いとけ。」コソコソ

『わかりました…あっ、宇髄さん。』コソコソ

宇「何だ？」コソコソ

『鬼がいました。』コソコソ

宇「本当か！？」

『声が大きいです！！』コソコソ

宇「すまねぇ…この京極屋にいたのか？」

『はい。普段は人間に化けていますが、この前、鬼の姿になっているところを見ました。』

宇「それで、誰が鬼なんだ？」

『蕨姫花魁です。』

宇「蕨姫か…」

『まだお嫁さんも見つかってないので、探しつつ、蕨姫さんのことを見ておきますね。』

宇「ああ。頼んだ。」

女3「Aちゃーん！ここにいたの。っ！！」

女3(すっごい美形！！)

『どうしたの？』

女3「女将さんが呼んでたよ。」

『あら。何の用事かしら？女将さんはどこに？』

女3「突き当たりの部屋にいるって。」

『わかったわ。ありがとう。』

宇「じゃあ、俺はもう行くわ。またな、A。」

『はい！またお会いしましょう！』