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『宇髄さん。私どこのお店に行くんですか?』
宇「それなんだが…」
『鬼がどのお店にいるかがわからないんですね。』
宇「便所掃除でも何でもいいんで貰って貰えませんかねェ。タダでもいいんで。」
男「でもなぁ…」
女「ま、まぁ一人くらいだったらいいか。」
男「………」
『ありがとうございます!!頑張ります!!』
〜潜入1日目〜
『女将さん、私はまず何をすれば良いですか?』
女「そうだねぇ。まずは…」
蕨「何だいアンタ。」
女「わ、蕨姫…」
(何だかすごく嫌な感じのする人だ…強い鬼…)
『今日からお世話になります!よろしくお願いします!」
蕨「アンタ、不細工だね。何でこんな変な白粉の塗り方何だい。ちょっとおいで。」
女「ちょっと、蕨姫。この子は…」
蕨「何だい女将さん。私に何か文句でも?」
女「い、いや…何でもないよ。」
(怯えてる?)
蕨「まあいいわ。アンタ、早くついて来な。」
『はい!!』
蕨「アンタ、白粉をとったらまあまあいい顔してんじゃないか。」
『ありがとうございます!綺麗な人に言われると嬉しいです!』
蕨「分かってんじゃない。気に入った。アンタ私に付きな。名前は?」
『Aと申します!えっと…わ、わらび…』
蕨「蕨姫だ。A、これからよろしくね。」
『はい!!』
『じゃあ私、女将さんに報告して来ますね!』にこにこ
蕨「…してもらうことがあるから報告したら戻ってくるんだよ。」
『わかりました!!』
『女将さん。私、蕨姫さんのお付きになりました!』
女「蕨姫の?」
『はい!』
女「それは…大丈夫なのかい?」
『何がですか?』
女「いや、何でもないよ。ただ、もう蕨姫について行かないと思ったらすぐにアタシに言いな。」
『わかりました。』
女「しっかりやるんだよ。」
『はい!』
『ただいま戻りました。』
蕨「お帰り。」
『それで、することって何ですか?』
蕨「ああ、髪飾りを買ってきてほしくてね。」
『髪飾りですか?わかりました!』
蕨「ちゃんと私に似合うものを買ってくるんだよ。似合わないものだったらつけないから。この金で買ってきな。」
『はい!』
蕨「余ったら好きなもん買っていいから。」
『え、でも…』
蕨「私が良いって言ってるんだ。ごちゃごちゃ言ってないでさっさといきな。もう遅いんだから。」
『あ、ありがとうございます!!行ってきます!!』
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ミー - 更新を毎回楽しみにしています!猗窩座が主人公を見て、あの方の…と言っていたので主人公との間に何かあるのかと気になっています! (2020年7月22日 21時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かの | 作成日時:2020年6月17日 0時