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ー4ヶ月後・蝶屋敷ー
ア「キャアッ!!」
(アオイちゃんの悲鳴っ!!何かあったんだわ!!)
『どうしたの、アオイちゃん!?っ!!』
き「やめてくださぁい!」
す「はなしてください〜!」
栗「……」アセアセ
『なにをしているんですか!!』
宇「何って、次の任務で女の隊員が要るんだよ。だからコイツら連れて行くんだ。“継子”じゃねぇ奴は胡蝶の許可もいらねぇしな。」
『本人の許可はとったんですか?』
宇「あ?」
『アオイちゃんは、行きますって言ったんですか?任務に行くのはアオイちゃんの意志ですか?』
宇「こいつの意志なんて関係ねえよ。」
『そんなことありません。人には人の事情というものがあります。それに、無闇に連れて行くのは柱としても良くないことだと思いますが。』
宇「うるせぇよ!!とにかく女の隊員が要るんだ!!」
き「なほちゃんは隊員じゃないです!!隊員きてないでしょ!!」
宇「じゃあいらね。」ポイッ
『っ!!』ポスッ
『危ないです!!人を投げないでください!!』
な「わーん!なげられましたぁ!!」
宇「とりあえずコイツは任務に連れて行く。役に立ちそうもねぇがこんなのでも一般隊員だしな。」
ア「……!!」
『だめです。アオイちゃんを返してください。代わりに私が行きますから。』
宇「お前が?……まぁいいか。ただし、絶対俺に逆らうなよ。」
『わかりました。』
ア「ごめんなさい、Aさん…私のせいで…」
『いいのよ、気にしないで。私なら大丈夫だから。』
き(Aさん…)
宇「おい、行くぞ。」
『はい!!今行きます!!じゃあ、またね!!』
『そう言えば、次の任務の場所ははどこなんですか?』
宇「日本一色と欲に塗れたド派手な場所。」
『?』
宇「鬼の棲む“遊郭”だよ。」
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『あの、えっと…』
宇「宇髄だ。」
『宇髄さん、遊郭ってなんですか?』
宇「おまっ、しらねぇのかよ!!」
『すみません…聞いたことなくて…』
宇「まぁ、なんだ。簡単に言うと女が男の相手をするところだ。」
『相手?お喋りをするんですか?』
宇「まっ、そんなとこだ!ただ、お前には下っ端をやってもらうがな!」
『?分かりました。』
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ミー - 更新を毎回楽しみにしています!猗窩座が主人公を見て、あの方の…と言っていたので主人公との間に何かあるのかと気になっています! (2020年7月22日 21時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かの | 作成日時:2020年6月17日 0時