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ガラ ズアッ
炭「ぐっ!!」
『大丈夫!?炭治郎!!』
炭「凄い匂いがする!!重たい…!!」
(そんなに凄い鬼なのね…眠っていたとはいえ、気づかないなんて…情けない。)
炭「鬼は風上にいると思う!!」
(っ!!汽車の中から嫌な感じがする…)
『炭治郎!!一人でも大丈夫!?』
炭「大丈夫だけど…姉さんは?」
『汽車の中から嫌な感じがするの。だから汽車の中に残るわ。』
炭「わかった!!」
『危なくなったら、大声で呼んでちょうだい。』
炭「禰豆子も、危ないから待ってろ!みんなを起こせ!!」
『頼むわね。炭治郎、禰豆子。』
炭「うん!!」/禰「ムーーー!!」
(まだ何も起こってない…確かに嫌な感じがしたのだけれど…それにしても、みんな起きないわ。大丈夫かしら…)
伊「ウンガァアアア!!」
『!?よかった!!起きたのね伊之助君!!今、炭治郎が先頭車両にいるの助けに行ってもらってもいいかしら?』
伊「ちょうど行こうと思ってたね!!」
『ありがとう!』
伊「ついて来やがれ子分共!!ウンガァアアア!!」
(よかった!伊之助君が起きたなら煉獄さんと善逸君も…!?何この手!!まさか…この汽車自体が鬼なの!?だったら、全車両の乗客の方を守らないと!!)
『禰豆子!!私は後ろの車両に行くわ!!この車両にいる乗客の皆さんを守って!!』
禰「ムーーーッ!」コクッ
ドドドドドドドン
(落雷みたいな音がする…前の車両からだわ。禰豆子は大丈夫かしら…炭治郎はどうなった?状況が掴めない…)
ドン ガゴン
煉「竈門少女!」
『煉獄さん!』
煉「余裕がないので手短に話す!!この汽車は八両編成だ!俺は後方五両を守る!」
『では、炭治郎と伊之助君が鬼の頸を斬るんですか?』
煉「そうだ!!話が早くて助かる!!」
『それと、私たちが四両守ります!』
煉「だが…」
『お願いします!煉獄さんへの負担を少しでも減らしたい!!』
煉「分かった!!ありがとう!!」
『お気をつけて!』
煉「ああ!お互いにな!!」
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ミー - 更新を毎回楽しみにしています!猗窩座が主人公を見て、あの方の…と言っていたので主人公との間に何かあるのかと気になっています! (2020年7月22日 21時) (レス) id: 36dcb4ceb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かの | 作成日時:2020年6月17日 0時