復讐少年？ (ページ6)

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四夜ページ6

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八百万さんがくれた週間カリキュラムによると午前中は必修科目などが中心の普通の授業のようだ

今は英語なのだが、

｢おらエヴィバディへンズアップ盛り上がれーーー！！｣

｢(案外普通だな…)｣

ただ教えている講師はプロのヒーローであることに違和感を覚えるが授業内容は至って普通

黒板に畫かれた英文を板書しながら適当に先生の話を聞く

それからいくつも授業があり、終わりを告げるチャイムが鳴る
それと同時に個々が昼食へ行動を移す

｢(…腹減った)｣

鞄から弁当箱を取り出し、食べようと思った矢先

｢なぁなぁ！一緒に飯食わね？？｣

片手に弁当箱を持って自分に話しかけてきたのは

確かさっき話しかけてきたえっと、確か

｢…おいなり｣

｢え？！｣

あ、と思わずありえない言葉を放ってしまった
どんだけ美味そうな名前なんだか

｢すまん…｣

さすがにまずいと思い謝る

｢いいってwお前おもしれーな！｣

よほど面白かったのか数分ゲラゲラと笑い、落ち着いてきてから空いてる前の席の椅子を借りてこちらを向く

｢さっきもいったと思うけど、俺上鳴電気！よろしく｣

｢上鳴、覚えた。よろしくな｣

｢もうおいなりとか呼ぶなよ？ww｣

呼ばない、と軽快な会話をしながら箸をすすめる

もぐもぐとご飯を口に含む

｢夜永くん、だっけ？私芦戸美奈！よろしくね！｣

昼休みの開いた時間を見計らってから話しかけてきた女子

まだ入学してから数えるほども経ってないのになんでこんなクラスがフレンドリーなんだろうな、と感心した

｢あぁ、よろしく｣

そこまで自分はコミュニケーション能力に長けてないからそういうの素直に羨ましいぞ

上鳴のおかげもあってかとりあえずクラスメイトの半分程度の人と会話ができた

あとはあれだ、話しかけづらさのあまりに…ってやつだ

昼休みが終わる予令が室内に響いて

それが鳴る前には全員が席についていた

何故か？それは次の授業が………

ヒーロー基礎学だからだ

｢わーたーしーがー！｣

と教室の前のドアからそんな声が聞こえる

｢普通にドアから来た！！！｣

教室のドアが開き、入ってきたのは

現No.1ヒーロー

彼の名はオールマイトだ

ハハハと画風違う雰囲気を漂わせながら入室してくる

教室内はザワつく

｢(あぁ…、会いたかったよ)｣

｢オールマイト｣

一人の少年は愉快そうに笑う

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