復讐少年？ (ページ4)

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三夜ページ4

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我ながら辛気臭い笑い方をするものだと思いながらもその表情を保つ

室内に質問をしたいという空気を漂わせるものが数名

先生は自由にしろ、と朝礼の時間を自分への質問などに設けた

すると先ほど同様、赤毛が特徴的な少年が

｢なんで入学遅れたんだ？｣

と一番気になる所を素直にどストレートに聞いてくる

クラスの一同は(こいつ…)という空気を漂わせる

その問に対して少年は

｢入院してたんだ｣

そういえばまた疑問が湧き出てくる

｢なんで入院してたの？｣

またもや素直に蛙とどことなく似ている少女が質問する

｢個性の副作用みたいなものだよ｣

またまた疑問が湧いてでる

それからまた質問をしようと思ったが朝礼終了のチャイムが鳴る

どこか皆不満そうな顔をする

寝袋に入ったまま先生はAに席の場所を指し、座るように促せば朝礼を終えるとひと声かけた

Aが席についたら何人かが席を立ち、各々の行動を取る

｢えっお、夜永だっけな。俺切島！よろしくな！｣

一番初めに声をかけてきたのは先ほど最初に質問してきた赤毛の少年だ

｢あぁ、よろしく｣

そう返すと握手を求めているのかナチュラルに手を差し出してくる

迷いながらも手を握った

｢私は八百万百と申します、わからないことがあったら何時でも聞いてください！｣

自分の前の席の少女が微笑む

｢よろしく｣

とまた軽く挨拶をする

それから何人もの生徒が自己紹介と挨拶をしてくれたが人数の多さから覚えるのが大変そうだ

とりあえず言うとするならば

｢(個性濃っ)｣

と思い、思わず表情が引きつりそうだ

だが悪い奴らではなさそうだ

ここの皆はヒーローを目指しているのだ

………………一人を覗いて

またチャイムが鳴り、今度は一限目の始まりを告げる

今日から楽しい学校生活が始まる予定なのだ

それは愉しい愉しい、

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