復讐少年？ (ページ29)

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二十六夜ページ29

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目の前で繰り広げられる緑谷と轟、爆豪の1位争い

緑谷はだんだんと地面に近づく

だが地雷を起こし、爆豪と轟を妨害し

風の勢いのまま進む

｢すげー…｣

様子を眺めながら走る

さて、もうすぐゴールだ

｢さァさァ序盤の展開からだれがよそできた！？今一番にスタジアムへ還ってきたその男――――｣

｢緑谷出久の存在を！！｣

ワァァアアと観客が騒ぐ

ゴールは目の前、俺もゴールする

｢さぁ続々とゴールインだ！｣

｢ハァ…ハァ｣

息を整えて周りを見れば数人先に着いている

｢夜永くんもすごいね！｣

緑谷と話した後に俺のとこにくる麗日さん

｢麗日さんもすげーと思う｣

素直に返せばえへへ、と照れた様に笑う

あぁ、眩しい(日差しが)

そして順位が出たようで、アナウンスが流れる

｢ようやく終了ね、それじゃあ結果をご覧なさい！｣

モニターに顔と名前、順位が載せられる

『7位 A組夜永 A』

と名前がでる

｢(まあそこそこか)｣

順位を確認はしたので次の種目はなんだろうと思う

｢予選通過は上位44名！残念ながら落ちちゃった人も安心なさい！まだ見せ場は用意されてるわ！｣

｢そして次からいよいよ本戦よ！ここからは取材陣も白熱してくるよ！キバりなさい！！｣

より一層高揚が増すスタジアム

そしてまたモニターに二種目が発表される

ドゥルルルルルという音が流れ出す

そして

｢コレよ！！！｣

モニターには『騎馬戦』と出る

不思議とA組が団体になっているが、先生の話を遮り内容を予想している

予想が的中、P(ポイント)がかかってくる競技のようだ

｢1位に与えられるPは1000万！！！！｣

その発言と同時に会場の皆が緑谷を見る

俺もその一人だ

｢(下克上ねえ…)｣

そして説明が始まる

｢制限時間は15分、振り当てられたPの合計が騎馬のPとなり。機種はそのP数が表示された『ハチマキ』を装着！終了までにハチマキを奪い合い保持Pを競うのよ｣

｢とったハチマキは首から上に巻くこと。そして重要なのはハチマキを取られてもまた騎馬が崩れてもアウトにならないってところ！｣

｢11組程度できるな…｣

｢シンド☆｣

周りも少しどよめくがそれよりどう勝ち残るかを考えている

｢『個性』発動アリの残虐ファイト！でも……あくまで騎馬戦！悪質な崩し目的での攻撃などはレッドカード！一発退場とします！｣

そしてチーム決めの交渉タイムに入る

｢(さて、誰と組もう)｣

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