復讐少年？ (ページ28)

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二十五夜ページ28

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パッと信号の色が変わるそして

｢スターーーーーーーート！！｣

大勢の生徒が一斉に動き出す

こんな量が一気に動き出したらスタート地点からもうすでに沼化する

｢(最初のふるい)｣

バっと風を起こし体を浮かせる

人の頭を通りすぎて前衛へ行く

すると地面が凍りつく

｢轟か｣

浮いてる自分は問題なく進んでいく

｢さーて、実況していくぜ！｣

プレゼントマイクと相澤先生の声が響く

氷を避け着地する

あまり使うとあとがきつい

すると峰田が俺の横をすごい勢いで通り過ぎる

｢(はや…違う。飛んだのか)｣

｢さぁいきなり障害物だ！！まずは手始め…第一関門ロホ・インフェルノ！！｣

仮想敵が大量に現れる

｢(あんなもんかよ、もっとすげえの用意しろや)｣

すると前を走っていた轟は仮想敵を一瞬で凍らせる

｢あいつが止めたぞ！！あの隙間だ！通れる！｣

そう言って数人が通ろうとする

｢馬鹿か、倒れるぞ｣

轟が通り過ぎると同時に倒れる仮想敵

｢さって、どうするか｣

左右の手を思い切り体の前で仮想敵に向かって叩く

ブオオォォォォオオ！！という音と共に

すごい勢いの風が仮想敵を襲う

風圧で仮想敵が動きを鈍くする

その隙を狙って風に乗り、上を通過する

風が止めば仮想敵は倒れた

｢おぉー！！なんだあいつ！！｣

と後ろからそんな声が聞こえるが気にせず進む

｢1ーA爆豪！夜永！下がダメなら頭上かよー！！クレバー！｣

俺と同じ考えだったのか爆豪がほぼ同位になっている

先に進むと目の前に広がるのは石土でできた柱の連なる谷だ

柱の間には綱がつたっている

｢(落ちたら即アウトだな)｣

｢第二関門！ザ・フォーール！！！｣

次々と生徒が綱へ乗る

｢よっこらせ｣

隣の女子がつたっていく

｢(めんどくせえ)｣

と思いながらも綱に足をのせる

下から風を吹かせてバランスを取る

ほぼ歩いてるのと変わらない

谷を抜けると

目と鼻の先に爆豪と轟が見える

｢そして早くも最終関門！！かくしてその実態はーーー…一面地雷原！！怒りのアフガンだ！｣

目の前で爆豪と轟が白熱な戦い繰り広げている

が、

｢はは、しかたない。頑張れ緑谷｣

後で仮想敵の部位の一部を下敷きに地雷へ飛び込むのを見る

右手でその風に少し爆風を加えてやる

すると通常じゃありえない勢いの爆発が起こる

その勢いのまま緑谷は進む

｢よし、成功｣

あの量の地雷でも精々飛んで25m

俺の風を合わせたら一気には40mだ

1位は誰になる？

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