復讐少年？ (ページ27)

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二十四夜ページ27

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二週間後、

雄英体育祭本番当日

ざわざわと騒がしい報道陣

｢群がれマスメディア！今年もおまえらが大好きな高校生たちの青春荒れ馬…雄英体育祭が始まディエビバディアァユウレディ！？！？｣

プレゼントマイクの開式宣言が報道陣へ伝えられる

その頃1－A控え室では、生徒皆体操服に着替え終わって呼び出しを待っていた

｢コスチューム着たかったなー｣

｢公平を期す為着用不可なんだよ｣

と賑やかであった

｢夜永もやっぱ上位目指すのか？｣

｢俺はー…ほどほどかな｣

｢この野郎！余裕そうだなっ｣

切島と上鳴に挟まれて何故かぐいぐいと肩を寄せられる

すると轟が緑谷に声をかける

｢おぉ！？クラス最強が宣戦布告！！？｣

｢(いいから離れろ)｣

上鳴は寄ったまま言う

｢僕も本気で獲りにいく！｣

いつも弱腰な緑谷が轟に向かってまっすぐ返答した

｢……おぉ｣

二人の間にひやひやとする空気が流れる

それを見る爆豪はなんだか悔しそうだ

｢…睨むなよ｣

八つ当たりと言わんばかりに俺と上鳴にガン飛ばしてくる

放送が入り、クラス全員が部屋を出る

｢夜永、お前にも負けない｣

通り過ぎ際に轟がそういった

｢(そんな期待されてもなぁ)｣

と薄ら笑いを浮かべる

✱

｢1年ステージ生徒の入場だ！！｣

｢どうせてめーらアレだろこいつらだろ！？ヒーロー科！！1年！！！A組だろぉぉ！！？｣

会場に入ればすごい量の観客、声援

それから他の1年が入場してくる

今年の1年主催はミッドナイトと呼ばれるヒーローにようだ

｢(って、あの人初日に職員室であった先生じゃねえか)｣

がやがやと先生に対しての論議が行われる

｢選手宣誓！！1－A爆豪勝己！！｣

呼ばれたのは爆豪で、その時初めて爆豪が入場1位通過と知った

だるそうに台に登る爆豪

｢せんせー、俺が一位になる｣

｢絶対やると思った！！｣

切島が叫びながらツッコむ

批判の声がすごい

｢(…顔は真剣だ)｣

自分を追い込んだ爆豪はいつもの無愛想さだが真剣そのものだった

｢さーてそれじゃあ早速第一種目行きましょう。いわゆる予選よ！さて運命の第一種目！！今年は…｣

ミッドナイトが指したモニター

それを皆が見つめる

｢コレ！！｣

モニターには『障害物競争』と書かれている

｢(はーん、まあ面白そうだな)｣

と先生の話を右から左へ通り過がせながら聞く←

スタート位置に着けば信号のようなものが点滅する

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