復讐少年？ (ページ13)

今日:26 hit、昨日:7 hit、合計:52,678 hit

十一夜ページ13

.

あれから警察が到着し、マスコミは撤退

俺は個性を解いてあたかもはぐれたかのように飯田達と合流した

✱

昼る休みの騒動を終え、授業が始まる

今度は他の委員会を決めるらしい

緑谷はまだガッチガチで、そんな中で委員長は飯田が最適だと宣言する

それにみんなも賛同した

これにより、委員長は飯田になった

　
｢『ただのマスコミ』がこんなこと出来る？｣

学校を囲むゲートが、粉々に崩れ去った後

ここからマスコミが侵入したのだろう

｢そそのかした者がいるね…、邪な者が入り込んだか、もしくは宣戦布告の腹のつもりか…｣

それを見つめる校長と数名の教師

全員の顔は決して明るいものではない

雲行きは怪しい

一人の少年は、そんなことを知っていてなお愉快そうに見ている

ゲームの用意は着々と進められるのだ

少年の茶色の瞳が一瞬朱く光る

それを見た者はいない

✱

マスコミは相変わらずだがあの事件から数日が経ち、学校生活は落ち着きを取り戻し始めた

いつものように午前中の授業が終わればひる休みになる

｢夜永ー、飯食おうぜ！｣

浮き気味だった自分はクラスに馴染み始めているが、まだ話したことのないやつは何人もいる

また弁当箱を片手に上鳴と切島が自分席にくる、ありがたい。が

｢あ、今日こいつも混ぜるから！｣

｢誰が入るっつたか？アァ？｣

今日はあのツンツン髪、まあ爆豪も加わっている

まだ話したことのない奴の一人だ

｢あぁ、別にいいぞ｣

そう返事をすれば切島と上鳴が爆豪をぐいぐいと引き寄せる

相手は暴れて二人が格闘するが俺は気にせず弁当箱を開けてる

箸箱から箸を取り出して玉子焼きを口に含みもぐもぐと噛んでいるとやっと勝敗がついたようで

さすがに二人がかりとなると力の差で負けたようだ

爆豪は苦虫を噛み潰したような顔をしている
明らかに機嫌が悪いな

若干疲れた様子の二人は椅子に座れば念願の昼飯に疲れを飛ばされたようだ

さてこの昼休み、どうなるのだろうか

'

____________________________________

作者のあーやんこと呀弥です！

お気に入りしてくださった方々本当にありがとうございます！

夏休みに入ったということでのんびりながらも2日1話、調子がいい時は1日に1話から更新していきたいと思っています！

今後とも復讐少年よろしくおねがいします！

'