[黄名子ちゃん]菜花黄名子なんて、大嫌いだ。[嫌いな人へ]～Ω3兄弟の逆襲(嘘)～!4! (ページ26)

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私159 ページ26

そう、少し照れながら、言った。

あああああああああ!!!

「いいえ、それほどの事なんてしてないです
寧ろ皆さんの仲間を傷付けてごめんなさい」

京ちゃんまじ天使いいいいいいい!!!
うわあああああああああ京ちゃんのユニフォームの襟になりたい…それで毎日京ちゃんを傍に感じていたい…あああああ…やばいさすがに変態的すぎたか

と、心の中での荒ぶりなんて無かったかのように答える。
紳士的…いいえ、淑女的でございましょう?(今更何を)

「いえ、そんな……
…そう言えば、人類を裏切った、とか言われてましたけど、それは、前の事と関係がありますか?」

そう聞かれて、私が言おうとすると、私の言葉を遮るように、声をかけられた。

「当然だ」
「決まってますね～♪」
「スマート!」

あ¨っー!!

「お…Ω3兄弟じゃないっすか…
相変わらず誤解解けてない感じですよね…」

「誤解が解けているとでも思っていたのか?」

ですよねっ!!
ああもうやだー!!

…と、いつの間にかまた外野が増えている。
…あ、隅っこの方に居た!!アスレイさん!!

「あ、ちょっと良い?
待ってて、すぐ戻るから!!」

咄嗟にそう言って、私はそっちに向かって走った。
走る程の距離ではないけど。

「あの、アスレイさん!!
フェイ叩いちゃって本当にごめんなさい!!
正直あの時頭に血が上っちゃって…」

そう言うと、いつも通りの表情で彼は言った。

「構わない。仕方がなかった事だと思っている。
…あの子が許すかは別として、私は許そう。」

そう言って微笑むアスレイさんは、最早神々しいの域に近い程輝いてみえた。
…oh…ふぁざー…
こんな人と出会えた黄名子はまじで幸せ者だと私はかなり本気で思った。

「…ごめんなさい。
本当にありがとうございます…」

私はそう言うしかなかった。