27話 ページ28
次の日。
及川「あ、Aちゃん!綾子にもマネージャーしてもらう事になったから。」
霧島「ヤッホー、A。よろしくね!」
貴「うん。よろしくね、綾子。」
岩泉先輩と体育館へ行くと、綾子がいた。
マネージャーをしてくれるらしい。
岩泉先輩は、隣で驚いている。
岩泉「おい!クソ川っ!俺、初めて聞いたぞ!」
及川「クソ川じゃないからね!?それに、これは主将決定。Aも一人じゃ大変だろうし、体調悪いんだったら、尚更だよ。」
岩泉先輩が私の方を見る。
貴「ありがとうございます。そんなに心配して貰ってたなんて・・・・早く治して迷惑かけないようにしますね。」
そういって笑うと、何故だか変な空気になった。
なんで?
徹さんが決めたのは、きっと昨日の二人の事もあるだろうけど、少しでも心配してくれていたんじゃないだろうか。
たとえ口先だけの心配でも、私は嬉しい。
その後、綾子にマネの仕事を教えつつ、朝練は終わった。
貴「及川s((綾子「徹っ!一緒に行こう!」))」
及川「勿論だよ。行こ、綾子。」
岩泉「・・・・・・。」
やっぱり、そうなんだ・・・・・・
でも、あんなに楽しそうなら・・・・
貴「二人のこと、応援しなきゃ。」
岩泉side
貴「二人のこと、応援しなきゃ。」
その言葉は、彼女の優しい笑みと共に転げ落ちた。
一瞬にして、及川の浮気の事を知る皆の動きが止まった。
岩泉(なんで・・・・・・なんで、そんなに優しいんだよ・・・・・・)
Aは優しい。
普通なら、怒って当然で、泣いて当然な状況で、自分の事じゃなく、相手の事を考えている。
やっぱり、及川が許せない。
こんなに優しいやつに、甘えきっている、あいつが許せない。
岩泉「・・・・・・・A。行くぞ。」
貴「あ、はい。分かりました。」
ふいに、一生懸命着いていこうとする彼女が、実は二歩下がって歩いている事に気がついた。
何故なんだ?
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雪野サヤカ - 赤葦くんは俺の嫁ッ!!さん» なぎさちゃんも!!!?じゃあ、案外近くにおっかもね!!! (2015年5月30日 22時) (レス) id: 471e6335d5 (このIDを非表示/違反報告)
雪野サヤカ - しおらーめんさん» ありがとうございます!!!評価も!!!?本当にありがとうございます!!!!頑張ります!!! (2015年5月30日 22時) (レス) id: 471e6335d5 (このIDを非表示/違反報告)
雪野サヤカ - マカロンさん» ありがとうございます!!!本当ですか!!?長崎、良いところですよねー。 (2015年5月30日 22時) (レス) id: 471e6335d5 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦くんは俺の嫁ッ!!(プロフ) - 雪野サヤカさん» やった!若干正解?w私は長崎に住んでるよー(*^^*)あ、生まれは福岡ばい。 (2015年5月30日 19時) (レス) id: d58433cf82 (このIDを非表示/違反報告)
しおらーめん - 雪野サヤカさん» 面白いです!!評価しました!あ、もちろん一番右ですよ!!頑張ってください! (2015年5月30日 12時) (レス) id: 08dc9b5381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪野サヤカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sashisuseso/
作成日時:2015年4月24日 23時