【ハイキュー】烏野に来た及川さんの元彼女が女神すぎる件について。

118話 ページ40

夜久side




貴「夜久先輩。お疲れ様でした。凄いレシーブでしたね。」






夜久「おう、ありがとな。」







彼女の表情はあまり動かない。






夜久「なあ、なんでお前そんなに無表情なんだ？」







貴「？何ででしょうねえ。私も昔は違ったと思います。でも、いつの間にかこうでした。」







何ででしょう、と呟き烏野を見る木暮。







その目は、何かを慈しむようで、何かを羨んでいるようで。







凄く胸が苦しくなった。








夜久「・・・・・・お前の笑ってるとこ見たのって、烏野の奴らだけか？」







貴「いいえ、青葉城西高校バレー部の人達が一番見ていたんじゃないですかね。私、転校してきたので。あと、親ですかね。」







夜久「そうなのか。親御さんの転勤か？」







すると、彼女は薄く笑い、








貴「どうでしょうね。」







と言う。








その顔は、妖しく、寂しげだった。

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