106話 ページ28
菅原side
そういえば、あんまりAちゃんと話したことないや。
そんな考えがよぎったのは、彼女と向かい合ってから。
当の本人は、涼しい顔をしてミネラルウォーターを飲んでいる。
手の中のお茶が生温くなっていくのを感じた。
菅原「そ、そう言えば、どうしてここに俺を?」
彼女は、その言葉を待っていたかのように水を飲むのを止め、俺を真っ直ぐ見た。
貴「誰かと話したかったからです。」
菅原「あ、そうなんだ。で、どうしたの?」
彼女は少し黙った後、口を開く。
貴「私、そろそろ翔陽君の家からおいとまさせて頂こうと思うんです。」
菅原「そうなんだ。どうして?」
貴「あの家にいさせてもらうにも、限度があります。私のための出費もありますでしょうし。これ以上、迷惑をおかけするにはいきません。」
視線を下げる。
貴「私ももう高校生ですし、ある程度自分で稼げげます。そして、遺産もありますし・・・・・・きっと生きていけると思います。」
これは彼女の本心じゃない。
直感で気付いた。
いつの間にか彼女に手がのびて、抱き締めていた。
1869人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソフィ☆(プロフ) - とても面白いです!!夢主、いい人すぎます....もう愛されで終わってもいい気がします(笑 (2015年8月27日 23時) (レス) id: f1ef5d76c7 (このIDを非表示/違反報告)
雪野サヤカ - 花紗音さん» そろそろですので、頑張りますね!!! (2015年8月25日 20時) (レス) id: 15872391c1 (このIDを非表示/違反報告)
花紗音 - めっちゃ気になります!! (2015年8月20日 21時) (レス) id: a6aa5da69f (このIDを非表示/違反報告)
花紗音 - 早く及川さんをだしてほしいです! (2015年8月20日 21時) (レス) id: a6aa5da69f (このIDを非表示/違反報告)
雪野サヤカ - 雪野サヤカさん» 私伊達工言うたですか? (2015年8月20日 20時) (レス) id: 15872391c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪野サヤカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sashisuseso/
作成日時:2015年6月14日 19時