契約違反。 (ページ12)

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～1年半前～

JK｢僕は病気なんだ。｣

｢...え？｣

JK｢貴方なら...僕の病気を治せるんです...だから.....僕と契約してください｣

｢だ、だから...契約って？｣

JK｢.....か...身体の契約...っ｣

｢...はい?!｣

突拍子もない事を言い出した君の手は

ものすごく震えていた。

｢か、身体の契約って...つまり.....｣

JK｢い、いやらしい感じとかじゃなくて...その...｣

｢い、いや...身体の関係って言ったら...それしか、｣

震える手を強く握りながら
震える唇を噛んで
震える声で話し出した彼。

JK｢僕が病気に気が付いたのは中学生の時で...｣

全てを震わせ、過去を話す彼。
その過去はあまりにも悲惨なものだった。

年上女の母性本能なのだろうか
ただの同情なのか

それとも

｢私で役に立てるなら.....｣

JK｢...本当に...っ？｣

｢...病気が治るまで、とことんつきあうから｣

JK｢.....ヌナ...｣

最初から彼に惹かれていたのか。

どちらにしよ

身体の関係を持ってしまった事が罪だ

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