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話が終わって戻ってみると、皆昼休憩を取っていた。
なんとなく気分で作ってみたお弁当を持って中庭に出てみる。今日は天気がいいから外でご飯を食べようと美和ちゃんと約束していたのだ。
＿＿＿＿＿＿どこにいるんだろ、美和ちゃん。
そう思ってキョロキョロと辺りを見回していると、｢おーい｣とあたしを呼ぶ声が少し離れた所から聞こえてくる。
木の下にあるベンチに座っている美和ちゃんがこっちに向かって大きく手を振っていた。
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｢ごめん、遅くなったー｣
｢いいよいいよー。部長に呼ばれてたらしいじゃん、何の用事だったの？｣
美和ちゃんに今聞かれたくない質問をされて、ゔっと言葉に詰まる。
いくら仲のいい美和ちゃんが相手だとはいえ、昇進のことについて悩んでいるだなんて、まだ声を大にして相談したいとは思えなかった。
下手したら自慢みたいに取られるかもしれないし。美和ちゃんがそんな子じゃないことは知っているけれど、先輩にも｢こーゆー相談は本当に気をつけた方がいい｣と入社したての頃によく警告されていたから、話すことに少し遠慮をしてしまう自分がいた。
｢...まぁ、Aが話したくなったら言ってよ｣
｢ごめん美和ちゃん...ありがとね｣
しかし美和ちゃんは相変わらず察しが良く、それ以上聞いてくることはなかった。
そんな何も知らない彼女に、あたしは少しだけ笑って見せたのだった。
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部長に話を持ちかけられてから1週間が過ぎた。
まだ返事をできないでいるあたしは、今日も淡々と1日を過ごし、一人帰路についている。
早く返事をしないといけないのはわかってる。でも今の広報の仕事から離れたくない気持ちと、ずっと憧れていた商品開発の仕事をやってみたいという二つの気持ちが混じりあってぐちゃぐちゃだった。
それに今自分は今結婚式の二次会の幹事という大きな仕事を任されている。
引き受けた以上はちゃんとやりたいが、部署を移動したとして、仕事と幹事を両立できるだろうか。
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悶々と考えながら歩いていると、ふと一軒のバーに目が留まる。
蘭ちゃんの経営するバーだ。
最近顔出してないなぁ…
その時ふと、1人の人の顔が浮かぶ。
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＿＿＿＿＿＿＿今日は金曜日。もしかしたら会えるかも。
思わせぶりなあの人に会いたくて、あたしは直感に任せて店のドアを開いた。
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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めのこ(プロフ) - すっごくキュンキュンしました……！更新停止中みたいですがまた再開されるのを待ってます。作者様のペースで頑張ってください(p`･ω･´q) (2018年2月1日 22時) (
レス) id: 5c77432af1 (このIDを非表示/違反報告)
梨亜(プロフ) - 疫さん» ありがとうございます…！ずっと更新できてなくてすみません(><)もっとキュンキュンさせられるように頑張ります！！ (2017年8月5日 11時) (レス) id: e53d30ab0e (このIDを非表示/違反報告)
疫(プロフ) - めっちゃキュンキュンする... (2017年8月1日 0時) (レス) id: e5015bd6f5 (このIDを非表示/違反報告)
梨亜(プロフ) - りるかさん» ありがとうございます！ずっと更新できてなかったのに読んでくださってる人がいるなんて嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2017年4月29日 21時) (レス) id: e53d30ab0e (このIDを非表示/違反報告)
りるか(プロフ) - とてもおもしろかったです！これからも頑張ってください！ (2017年4月29日 20時) (レス) id: 100f305c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨亜 | 作成日時：2017年2月21日 20時
