夜久さんの幼馴染は天才美少女でした SECOND！ (ページ8)

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情報収集ページ8

in体育館

ボールの弾む音が耳に入ってくるのを振り払い、タブレットに集中する。1つでも多く情報を集めないと・・・。

黒「影山ードリンク・・・」
「かごにあるから自分の取ってって」
山「先輩！タオルの替えを・・・」
「洗濯済みのが隣にあるから使用済みは籠の中に入れて」
1年「影山先輩、なんか体育館きてからずっとタブレット見てません・・・？」
夜「仕事は全部終わらせてるんだけどなー」

試合結果の数値化、各選手のパーソナルデータ。そして、コンビネーションと戦略。

「さすが及川と岩泉の『阿吽の呼吸』コンビ。とめるには厄介だね・・・」
孤「(人1)・・・」
「あ、福永ケガしたの？ほらこっち来て」

救急箱から消毒液を取り出す。

「レシーブの練習やってたら失敗して擦ったのか。これは痛い」
孤「(人1)、見てないのになんでわかるの？」
「勘かな？と、いっても無理か。タブレットに集中していても周りはみないとだからね」

梟谷のマネージャーにアドバイスをもらったのだ。効率よくするためにはどうすればいいのかと。

「よし、痛かったら言ってね」

福永は頷き、練習場所に戻って行った。うーん・・・ケガよくするようになったな・・・。
再びタブレットを手に取ると、通知が来ていた。
あれ？これは私物じゃないんだけど・・・？
通知をタップすると、メールだった。動画らしきものが添付されている。起動してみると、

及≪青葉城西高校バレー部の及川徹です☆≫
岩≪おい及川なに勝手にカメラ独占してんだ。先輩が撮るために出したんだろうが≫
「及川と、岩泉？」

呟くと私の周りに部員が群がってきた。