夜久さんの幼馴染は天才美少女でした SECOND！ (ページ21)

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ゴードー合宿 2 ページ21

「それでは、私はマネ業いくのでなにかあったら来てください」
及「あ、Aちゃん」
「なんだよ」

及川に手招きされて渡されたのはカギだった。おかしいな、備品室のカギなら監督に今から借りに行こうと思ったのに。

及「及川さんが借りておいたから☆」
「あ、うん。ありがと」
岩「クソ川いつまで話してんだ？とっとと来い！」
及「やだー！岩ちゃんこわぁ～い！」

あーあ、また始まった。
私はケンカを制裁することもなく、見物することもなくそのまま体育館から出て行った。

「うわっ、今日風強いな……夏のクセに」
国「Aさん、」
「うおっ！？ビックリした……」

いつになくのっそりと出てきたな！？
私はドリンクボトルの入ったカゴを持ち上げながら英に「どうした？」と訊くと、及川が岩泉とのケンカで岩泉の頭突きを食らったらしい。あれ痛いの知ってるのに…。

「わかった。英、救急箱お願い」
国「はい」
「で、あんたらは何やってんだ？」
及「だって岩ちゃんがぁ～！」
「子供か！あと岩泉もだぞ！いくら及川だからって頭突きはやめろ！」
岩「わりぃ……」
「まぁバレーボールぐらいならいいよ」
及「いいの！？」
「サーブ練だと思えば」

私はいい笑顔で言うと、2人に適当な大きさに切った湿布を貼った。そしてせめて15分は剥がすなと念を押し、2人を練習に戻す。英には手伝ってくれたお礼として塩キャラメルをあげた。
え？餌付け？ははは、気のせいだよ！