噂のルームシェア？！ (ページ14)

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翌朝いつもより早く目が覚めた
spiさんはまだ夢の中

『可愛い寝顔』

ほっぺたをツンツンしてみた
少し顔を歪めて寝返りをうつ

『一緒に寝てくれてありがとう』

そう言うときなこを抱え
リビングに降りていく

まだ誰も起きていない
たまには私が朝ごはん作ってあげよ

『きなこちょっとまっててね』

きなこを撫で回して
朝ごはんの準備に取り掛かる

『えーっと今日の朝ごはんは…』

冷蔵庫から食材を出して
鍋を火にかけたり、フライパンで焼いたり

『ん、美味しい！』

味見をして自画自賛する

ご飯が炊けるいい匂いがする
早起きもたまにはいいなって思ったよね

おひたし用の野菜を切っていたら

s｢おはよ。先に起きてたんだね｣

後ろから抱きしめながら
耳元でしゃべってくる

『ん、おはよう！』

心臓が持たないって

『今日の朝ごはんは焼き魚と味噌汁と
色々とあるよ！』

s｢美味しそう、Aちゃんが作ったの？｣

『うん！なんだかんだ料理好きだし』

s｢ありがとう｣

嬉しそうに微笑んでくれた

『そろそろみんな起こしてくるね！』

s｢Aちゃんに起こされたら、びっくりするんじゃない？笑｣