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『三ツ谷くん？』
��そ、
デッサン中に、彼女が熱出したがお粥の作り方がわからないから教えろって電話かかってきて
教えてる途中に電話の向こうでイチャつき出した友人を持つ三ツ谷隆くんです��
ノンブレスで言い切った三ツ谷くんの言葉にココと2人で、ハハ。っと乾いた笑いをこぼす。
��A、体調はどうだ？
かなり高い熱が出てたらしいけど��
それでも怒る様子はなく、優しいトーンで心配してくれる彼は本当にいい人だと思う。
『ありがとう
大丈夫だよ』
「何言ってんだよまだ微熱あるだろ
早くベッドに戻れ」
『えーー
それ食べたい』
持って行ってやるから。と優しく私の背中を押すココに大人しく従う。
部屋に入る前にもちろん三ツ谷くんにお礼を叫ぶことも忘れずに。
布団に押し込まれて首元までかけられる。
『お腹すいた』
「皿に入れて持ってきてやるから待ってろ」
『座って待ってる』
「ダメだ冷える
何か羽織るものも持ってくるからそのまま寝て待ってろ」
声は優しいが頑なに許してもらえない様子に、過保護だなぁ。と心の中で呟いて部屋を出るココの背中を見送った。
少ししてお盆にお皿と水を乗せて、その腕にカーディガンを引っ掛けて入ってきたココに一応体を起こていいか聞く。
ベッドサイドにお盆を置いたココは、わざわざ私の背中に手を入れてゆっくりと上体を起こした。
『自分で起きれるよ』
「病人が無理すんな
ぶり返したらどうすんだよ」
そう言いながら横に置いてあった椅子に座ったココは、自然な流れで器を持ち上げて、レンゲで掬ったお粥にふぅ。と息をかけて冷やしている。
じっとソレを見つめていたが、はい。と向けられたレンゲに思考が停止した。
『へ？』
「へじゃねぇよ
ほら」
さらにグッと寄せられたレンゲとココの顔を何往復もする。
あー。と口を開けたココにつられて、あー。と口を開ければゆっくりとレンゲが差し込まれた。
口を閉じればスルッと抜かれるレンゲ。
口内に残していったお粥の味が広がって思わず頬に手を当てた。
「悪い、熱かったか？」
出すか？と眉を下げて聞くココに、ふふっと笑う。
『美味しい』
私のその言葉にポカンとしたココは、深いため息と共に項垂れた。
『え…大丈夫？』
「ちょっと黙れ頼む」
その言葉にココの後頭部を眺めながらもぐもぐと咀嚼する。
ごくんと飲み込んだタイミングで恐る恐る声をかけた。
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玉兎(プロフ) - えりちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます☺️ なんと2回目！楽しんでもらえて嬉しい限りです！！ これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！✨✨ (6月15日 11時) (
レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして☺️実は読ませてもらうの2回目なんですが､きゅんきゅんが止まりません！毎日の楽しみになっています💕 (6月15日 2時) (レス) @page7 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 香恋さん» コメントありがとうございます！ はじめまして☺️ 中毒症状出ましたか〜夜更かしまで😂😂 嬉しいコメント励みになります✨ありがとうございます🥰 頑張ります！！💪 (2023年1月29日 20時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - はじめまして！一昨日この作品を見つけて、テンポも良いし面白すぎて読むのが止まりませんでした！読む手が止まらなくて中毒症状出ました笑。面白い展開と文才の凄さに夜通し読んでしまいました！更新楽しみにお待ちしてます😭 (2023年1月29日 13時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！！✨ 嬉しいお言葉感謝感激です！！🥳 地道に下書き進めてますので少しお待ちください！よろしくお願いします☺️ (2023年1月24日 22時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年10月28日 18時
