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で、結果自分の家に連れてきたわけだが。
「……やっぱAの家の方がよかったか…？」
自分のベッドで眠るA。
熱で顔は赤く、息も少し荒い。
不謹慎だとは思うが、ちょっとくるものがある。
『……っ…』
「A？起きたか？」
そんなことを思っていればAの口が少し動いて慌てて駆け寄る。
『…みず……』
「待ってろすぐ持ってくる」
掠れた小さな声を聞き取ってキッチンへ走って、ミネラルウォーターとグラスをつかんでベッドへ戻った。
「起きれるか？」
背中に手を入れて身体を起こしてやる。
うっすらと目を開けて、口元まで持って行ったグラスを俺の手ごと両手で掴む。
コクコクと飲んで、ふぅ。と小さく息を吐いたAは、ぽやっとした顔で俺の目を見た。
『……ココ…？』
「あぁ、なんとかしてやるから
もう少し寝とけ」
『……ゆめ？』
熱い手で俺の頬に触れたAは、夢かと呟く。
「夢じゃねぇけど、とりあえず寝とけ
なんとかしてやるから」
グラスをベッドサイドに置いて、背中と頭の後ろに腕を回して寝かせる。
布団をかけ直してAの頭を撫でれば、その手を力の篭っていない手で掴まれた。
『…いかないで』
お願い。と紡がれた言葉に心臓を抑えたくなる衝動に駆られた。
「どこも行かねぇよ
だから寝とけ
ずっとそばにいてやるから」
掴まれていない方の手でAの頭を撫でて言えば、ホッとどこか安心したように肩を深くベッドに預けたAは、ゆっくりと瞼を閉じた。
少しそのまま頭を撫でていたが、規則正しく聞こえてきた呼吸に立ち上がってケータイを耳に当てた。
ーーーー
目を開けると見慣れない天井で、額の上には濡れたタオルが置かれていた。
まだ少しぼんやりとするが、これはきっと寝過ぎたのが原因だと思う。
私どうしたっけ？と考えと、ここどこ？という思いが混じってとりあえず身体を起こした。
パサっと落ちてくるタオルはまだ少し冷たくて、先程までここに誰かがいて、コレを乗せてくれたのだと理解する。
ゆっくり体をベッドから起こせば、学校に行った日の服のままで、なおさらなぜここにいるのかがわからなくなった。
足を床に下ろして、先ほどから声が聞こえる扉へ向かう。
ヒタヒタと歩いてそっとドアノブを掴んで向こう側を覗き込んだ。
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玉兎(プロフ) - えりちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます☺️ なんと2回目！楽しんでもらえて嬉しい限りです！！ これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！✨✨ (6月15日 11時) (
レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして☺️実は読ませてもらうの2回目なんですが､きゅんきゅんが止まりません！毎日の楽しみになっています💕 (6月15日 2時) (レス) @page7 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 香恋さん» コメントありがとうございます！ はじめまして☺️ 中毒症状出ましたか〜夜更かしまで😂😂 嬉しいコメント励みになります✨ありがとうございます🥰 頑張ります！！💪 (2023年1月29日 20時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - はじめまして！一昨日この作品を見つけて、テンポも良いし面白すぎて読むのが止まりませんでした！読む手が止まらなくて中毒症状出ました笑。面白い展開と文才の凄さに夜通し読んでしまいました！更新楽しみにお待ちしてます😭 (2023年1月29日 13時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！！✨ 嬉しいお言葉感謝感激です！！🥳 地道に下書き進めてますので少しお待ちください！よろしくお願いします☺️ (2023年1月24日 22時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年10月28日 18時
