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Aを知りたいと言う俺の気持ちと同じように、Aをそう思ってくれてたらいいな。と言う思いが湧いた。
「あとはトランプ占いが得意」
『え！！すごい！
やってほしい！』
当たる？とキラキラ光る目を向けるA。
「イヌピーは信じてねぇけどな」
『イヌピーは多分トランプはカードで、パワーストーンもただの石ころだと思ってそう』
笑顔から、スン。とした顔をして言うAに今日イチの笑いが起こる。
「それイヌピーに言ってみろよ」
『やだ！怒られる！！』
本人がいないことをいい事にケラケラと笑うAは、言わないでよ？と繋いだ手に少し力を込めた。
「口が滑るかもな」
ベッと舌を出した俺に、あ！と何かを思い出したらしいA。
『言わないでで思い出した
ココの過去をイヌピーから聞いたってココに言っちゃダメなんだった』
「……今更すぎねぇ？」
『イヌピーからココに言っちゃダメって言われてたのにココに言った事イヌピーに内緒にしといて』
「ややこしすぎんだろ
大体お前も口滑らせてんじゃねぇか」
笑いながら繋いでいない方の手でAの頬を下からムニュッと潰す。
『だってーー』
口を尖らせたまま言い訳タイムに入ろうとするAにふはっと笑えば、頭を振ってその手を振り解いた。
『だってココに隠し事したくなかったし！
あの時は言わなきゃフェアじゃない気がしたんだもん…』
コイツのこう言うクソ真面目で、無駄に律儀なところが惹かれるきっかけだったかもしれない。
ぷくっと頬を膨らませているところもすげーかわいい。
それを先程と同じように頬を掴んで潰せば、ぷふーっと空気の抜ける音がして、くくくっと押し殺さない笑いが漏れる。
そんな話をしていれば今牛に言われた店に着いて、レジカウンターにいる店員にAが話しかけた。
『すみません
注文していた服を取りにきました』
そう言いながら今牛から受け取った紙をカバンから出して差し出す。
だが、それを見た店員は首を傾げた。
「それなら先日ワカさん取りに来ましたよ」
『へ？』
あれ？と2人で首を傾げている様子を後ろから見て、ケータイを耳に当てた。
2コールで出た今牛は、どうした？と笑いながら言う。
「どうしたじゃねぇよ
どう言う事だ
テメェ服自分で取りに行ってんじゃねぇかよ」
ボケてんのか。と言えば、殺すぞ。と低い声で返される。
そして聞こえる深いため息。
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玉兎(プロフ) - えりちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます☺️ なんと2回目！楽しんでもらえて嬉しい限りです！！ これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！✨✨ (6月15日 11時) (
レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして☺️実は読ませてもらうの2回目なんですが､きゅんきゅんが止まりません！毎日の楽しみになっています💕 (6月15日 2時) (レス) @page7 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 香恋さん» コメントありがとうございます！ はじめまして☺️ 中毒症状出ましたか〜夜更かしまで😂😂 嬉しいコメント励みになります✨ありがとうございます🥰 頑張ります！！💪 (2023年1月29日 20時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - はじめまして！一昨日この作品を見つけて、テンポも良いし面白すぎて読むのが止まりませんでした！読む手が止まらなくて中毒症状出ました笑。面白い展開と文才の凄さに夜通し読んでしまいました！更新楽しみにお待ちしてます😭 (2023年1月29日 13時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！！✨ 嬉しいお言葉感謝感激です！！🥳 地道に下書き進めてますので少しお待ちください！よろしくお願いします☺️ (2023年1月24日 22時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年10月28日 18時
