英国在中デュラハンさん【ヘタリア】

十冊目の魔道書 ページ12

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A「ぐっ…あっ……！！」



ナイフをデュラハンに刺しても
血は流れてこなかった。



その代わり、黒い影…？煙みたいなのがでてきた。



そして、一番驚いたのは腕を
刺されてもなお、暴れ続けている事だった。



A「に、人間ごときにっ…！！」



イギリス「人間じゃない！俺は国の化身だ！！」



俺がそう言うとデュラハンは



A「国の化身…っ！！」



何か思い当たる節があるみたいで
暴れるのをやめた。



イギリス「何か思いつく事でも？」



俺は逃げる事はないだろう、と思い
デュラハンから離れた。



デュラハンは腕に刺さったナイフを抜き取り、
落としてしまった首を
拾って腕に抱きかかえ、俺に向き合った。



そして、凛々しい声でこう言った。




A「お前がスコットランドの弟か…？」

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