にじゅうよんわ ページ29
「Aくん、貴方は魔法が使えない。」
『そ、そうですね…』
「悪口ではありません、おそらく使えないからこそ、魔法を使える者同士を協力させることが出来た
きっと、貴方のような平々凡々な普通の人間こそがこの学園には必要だったのです!」
『平々凡々な普通の人間…』
いや、その通りなんですけどね⁉ なんだかやけに強調して言われた気がしてならない
「全然いいこと言ってなくね⁉」
「Aくん、貴方は間違いなくこの学園の未来に必要な人材となるでしょう」
教育者のカンがそう言っています‼と鼻高々に言う学園長をなんとも言えない顔で見つめると私の方からエースくんとデュースくんの方に向き直った
「トラッポラくん、スペードくん。2人の退学を免除するとともに…Aくん。」
『は、はい』
「貴方にナイトレイブンカレッジの生徒として学園に通う資格を与えます!」
「「「えぇっ⁉」」」
『え⁉…え⁉だって、え、私魔法使えないんですよ⁉良いんですか⁉』
「ええ、何せ私、とびきりやさしいので」
『が、学園長〜‼』
「ですが、ひとつだけ条件があります。 貴方は魔法が使えない。魔法士としては論外です。
満足に授業を受ける事すら出来ないでしょう。」
今日に学園長は少し言葉がキツいけどこれも入学にため…と聞き入れる
「そこで…グリムくん。君は今日、魔法士として十分な才能を持っている事を私に証明しました
よって、Aくんと2人で1人の生徒として、学園の在籍を認めます。」
「ふな“っ!お、オレ様も、この学園に通えるのか…?雑用係じゃなく、生徒として…?」
『グリム〜!やったね〜‼』
嬉しそうなグリムを抱きしめて喜んでいると学園長から騒ぎは起こすなと釘を刺された
流石に学園への入学が決まったらグリムだって問題は起こさないはず…私は図書館で調べ物も出来るし…良い事づくめだ
「ふな…ふなぁ、A、オレ様…」
『グリム、今日から一緒に頑張ろうね』
「ふなぁ〜〜‼やったんだゾ‼」
喜んでいるグリムの首に学園長が紫色の綺麗な魔法石をつけてくれた
本来ならエースくんやデュースくんの胸元から出ているマジカルペンという物を使うのが決まりらしいが、グリムの為に首輪として特別カスタムしてくれたようだ。優しい…!
嬉しそうに歌っているグリムに私まで嬉しくなって顔の表情筋がゆるゆるになっているだろうが今はグリムに免じて許してくれないだろうか
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夢羽(プロフ) - 初めまして。素敵な作品をありがとうございます！定期的に読み返してはエースくんにときめいています… ご多忙だとは思いますが、更新されるのを楽しみにしてます。 (2020年4月27日 0時) (
レス) id: a29a4246c6 (このIDを非表示/違反報告)
- 特別生とは…？特待生とはまた違うのでしょうか。聞いたことの無い響きですが… (2020年4月19日 21時) (レス) id: b7946a7302 (このIDを非表示/違反報告)
あんのーう芋(プロフ) - はじめまして、好きです(唐突の告白) この小説でエースくんのかわいさに目覚めました…ありがとうございます… これからも楽しみにしてます！ (2020年4月3日 1時) (レス) id: d10e65dca4 (このIDを非表示/違反報告)
うめもち - めっちゃくちゃ好きです！！すごいキュンキュンして最高すぎます！wこれからも頑張ってください！！ (2020年3月29日 13時) (レス) id: a90799e521 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしています。 (2020年3月28日 19時) (レス) id: 1a14a16763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木村 | 作成日時：2020年3月19日 11時
