きゅうわ ページ10
背中の痛みが麻痺してきた
もはやどれだけ蹴られたかなんて覚えていなかった
力が入らないけど京ちゃんは、京ちゃんだけは護らなきゃ…
明美ちゃんに顔向けできない
そんな思いは散ってしまい私は脇腹を思いっきり蹴り飛ばされた
朝食べたご飯が込み上げてきそうだけどギリギリ耐えた
京「A!!てめぇらふざけんな!!」
井「くっそーなかなか元気なじゃじゃ馬姫達だな」
痛む体を動かしてロッカーに入れられそうな京ちゃんを追いかける
『京ちゃん、京ちゃんっ、きょ、ちゃん!』
井「おい、Aもちゃんと抑えとけ!」
あと少しで手が届きそうなのに押さえつけられてしまう
京「A!A!!おい、離せよ!」
『京ちゃんっ!!離して!』
体を大きく振ってチンピラ達の手から逃げだして京ちゃんが入っているロッカーの前にしゃがみこむ
井「おいおい、Aまで俺に刃向かうのかよ」
つかつかと靴を鳴らして近付いてくるチンボス
目の前まで来ると私の前髪を引っ張って
井「計画変更だ、Aも薬漬けにしてやる」
何も言わないのがつまらないのかにやけ顔が真顔になり思いっきり頬を叩かれた
口の中が切れて血の味がする
井「おい、何か言うことあんだろ?」
『京、ちゃんに…触らないで』
ロッカーの中から小さく名前を呼ばれた気がするけど今は前の男が怖すぎる
無理無理、一種のホラーすぎ
井「それしか言えなくなったのかよ…もうお前から薬漬けにしてやろうか…」
もう一度手が大きく振りかぶられるのを待っていると
伊「待てこら」
井「誰お前」
控えめに言って伊藤くんはヒーローすぎる
軋む脇腹と背中が痛すぎて名前を呼べれないのが残念すぎる。
意識も朦朧として何を話しているのかはよくわかんないけど女装って聞こえる
え、伊藤くん女装したの?見たい
ロッカーのひんやりとした冷たさに身を預けていると目の前で喧嘩が始まった。
『伊藤、くん…』
倒れ込んだ伊藤くんがうっすらと見える。
井「おいもうAと京子出せ!薬ぶっ込んでやっからよ」
チンボスがそう言うと近くにいたチンピラが近付いてきた
うひぃ…薬漬けとか絶対やばいやんけ…
私の平凡な人生がここで終わる
そう思っていたらふわっと黒色に抱きしめられた
伊「触らせねぇ…ぜってぇAちゃんと京子ちゃんには触らせねぇ」
伊藤くんは男前すぎる
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おもち - はじめまして！お話面白かったです！更新頑張ってください！時代に合わない設定などは、私は気にしてません！夢小説なので！あと、もう続きが気になります！更新お願いします！更新しないのですか？ (2020年9月17日 18時) (
レス) id: 9b97fff7dc (このIDを非表示/違反報告)
那喩汰(プロフ) - コメント失礼します、まだ途中までしか読んでないので訂正あったらすみません。谷口ではなく谷川だと思います。更新頑張って下さい。コメント失礼しました。 (2020年8月27日 14時) (レス) id: 7cb02cf353 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - もうこの話が好きで好きでたまりません…！とにかく続きが気になります。長らく更新されていないようですがもうされないのでしょうか？更新お待ちしております… (2020年8月23日 9時) (レス) id: 72b9a547c8 (このIDを非表示/違反報告)
Mie - 好きです〜〜…！！ キャラの立て方もストーリーの進め方も大好きです、それに読みやすい！もう続きは書かないのでしょうか？待ってます (2020年8月3日 8時) (レス) id: cefd911627 (このIDを非表示/違反報告)
梨恋 - こんにちは。何時も笑いながら見させていただいてます。口調が似ていて凄いなと思いました。最後に更新してから長い時間が経っておりますが、ずっとお待ちしています。 (2020年7月19日 22時) (レス) id: 9701084540 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木村 | 作成日時：2018年10月27日 16時
