にわ ページ3
2人の自己紹介の後、椋木先生は髪型をめちゃくちゃ褒めて職員室に帰って行った
いや、叱ってよ…めっちゃ叱る所なのでは…??
私の横の席に座って伊藤くんを睨んでいる三橋くんに恐る恐る声を掛ける
ていうかこの人顔芸凄いな!?
『あー、三橋くん?』
三「え、あ…な、何?」
『席なんだけど、前の方が私たち普通生徒で、後ろの2列がつっぱりの席ってなってる感じなの』
三「え、どこでも良いの?」
『そうそう、伊藤くんみたいに後ろの方でも…』
と説明していると突然キリッとした三橋くんに手を掴まれた
『全然…え、』
三「可愛いお嬢さん、この三橋に名前を教えてくれませんか…」
『の、野宮Aだけど…』
次々と変わる表情に少しだけ笑ってしまった
すると三橋くんの顔が凄く蕩けていた。
『え、み、三橋くん?』
三「…Aちゃん今日の放課後、良かったら俺と…」
手を掴まれたまま話していると後ろのドアから見覚えのあるつっぱり達
ぶつけた肩を抑えながらカバンを投げ捨てると私と目が合った後、三橋くんをガン見しだした。まさか、おい、待って
佐「…てめぇ!誰の手握ってんだ!」
『直也落ち着いて、席の事教えてただけだから』
三「おいおい、なんだよいきなり。俺はAちゃん誘ってんだから邪魔すんな」
『ちょっ、三橋くん!?』
佐「さ、さそっ!Aに手出してんじゃねぇぞ金髪!!表出ろや!」
席から無理やり連れていかれた三橋くんを追いかけようとしたら取り巻きに押されて尻もちを着いてしまった
『うへぇ…私かっこわる…っいた、』
ダサいなと思いながら手を見ると少しだけ擦りむいていた
やわすぎるでしょ私…
このまま尻もちついたままは恥ずかしいので立ち上がると目の前には長ランの伊藤くん
めっちゃおっきい…巨人かよ…
伊「あ、これ、血が付いても大丈夫だから使って」
そう言って控えめに出されたハンカチ
え…このつっぱりハンカチ持ってんの…!?
『あ、ありがと…洗って返すね』
ハンカチを持っている伊藤くんが可愛くて微笑みながらお礼を言うとふらふらしながら屋上へ向かっていった
『伊藤くんってめっちゃ優しいよね…』
「Aちゃん!?つっぱりだよ!?頭おかしくなった!?」
しみじみと言った言葉がみんなにめっちゃ拾われた。恥ずかしい…
次の日から野宮Aはつっぱりが好き説が出ていたらしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1936人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おもち - はじめまして！お話面白かったです！更新頑張ってください！時代に合わない設定などは、私は気にしてません！夢小説なので！あと、もう続きが気になります！更新お願いします！更新しないのですか？ (2020年9月17日 18時) (
レス) id: 9b97fff7dc (このIDを非表示/違反報告)
那喩汰(プロフ) - コメント失礼します、まだ途中までしか読んでないので訂正あったらすみません。谷口ではなく谷川だと思います。更新頑張って下さい。コメント失礼しました。 (2020年8月27日 14時) (レス) id: 7cb02cf353 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - もうこの話が好きで好きでたまりません…！とにかく続きが気になります。長らく更新されていないようですがもうされないのでしょうか？更新お待ちしております… (2020年8月23日 9時) (レス) id: 72b9a547c8 (このIDを非表示/違反報告)
Mie - 好きです〜〜…！！ キャラの立て方もストーリーの進め方も大好きです、それに読みやすい！もう続きは書かないのでしょうか？待ってます (2020年8月3日 8時) (レス) id: cefd911627 (このIDを非表示/違反報告)
梨恋 - こんにちは。何時も笑いながら見させていただいてます。口調が似ていて凄いなと思いました。最後に更新してから長い時間が経っておりますが、ずっとお待ちしています。 (2020年7月19日 22時) (レス) id: 9701084540 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：木村 | 作成日時：2018年10月27日 16時
