255.幸運（ジェイ） ページ8
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「ナナもいるし歌は心配してない。そもそもみんなもうまいから。ユンソは前回一緒だったし、スンオンも見せつけた。ジェイとホンハイもラミライすごくよかった」
ジョンウ兄さんがそう言った後、俺を示しながら「ジェイにはジェイしかないオーラがある」と言ってくれて。それに「ジェイはKPOPにはあまりない声をしてますよね、すごくいい意味で」とにこにこした顔で頷くナナや同調するスンオン達に若干の気恥ずかしさを感じながらも、俺は「ありがとうございます」と返した。
「『Butterfly』と『Home』で悩んだんですけど、ジョンウ兄さんで決めました」
「なんだよ。嬉しいこと言ってくれるじゃないか。『Love Killa』から落ちてよかった」
「本当にジョンウ兄さんが『Home』に移動してくれてよかったですよ。ナナも後から来てくれたし、本当にラッキーでした」
「俺？」
口元に手をやって照れているジョンウ兄さん。それを微笑ましそうに眺めていたナナにもそう言えば、ナナは不思議そうに目を瞬かせて俺を見た。
「ジョンウ兄さんかナナと一緒のステージやりたいなって思ってて。でもナナは俺より順位が高いから選ぶのは後だし、どの曲をやりたいか分からなかったから。だったらナナは選ばないかもしれないけれど、確実にジョンウ兄さんと一緒にできる『Home』をしようって」
「そうだったんだ。俺も最初は『Butterfly』か『Feel Special』をやろうと思ってたんだけど……俺が選ぶ時には埋まっちゃったからなあ」
「え、その二曲は普通に見たかった。似合うよ」
「あはは、ありがとう。確かに希望通りにはならなかったけれど、ジェイが一緒にやりたいって思っててくれたならちょうどよかったね。……残っていた『Home』を選んだけど、ジェイ、スンオン、ユンソ、ホンハイはみんなそれぞれ素敵な歌声を持ってるし、ジョンウ兄さんはラップとダンスが本当にかっこいいし……運が良かった。うん」
耳を触りながらナナがそう言うと、ジョンウ兄さんが「いいこと言うじゃん」と笑った。
「追い出された後に真ん中に立って見回したんだけど、メンバーも曲も良かったのが『Home』だった。最高のステージを作れそうだと思ったし、その後ジェイやナナも来てくれたから。本当に運が良かった。二人ともありがとう」
「いや、お礼を言われるほどでは……」
「そうですよ」
ジョンウ兄さんの言葉に俺もナナもなんだか照れてしまって、顔を見合わせてつい笑った。
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アップルパイ(プロフ) - なのこ5546さん» いつもコメントありがとうございます！ 更新してすぐ読んで頂いて本当に嬉しいです。書いてる自分もしんどいな……と思っているので、早く明るいシーンまで行きたいなとなってます……🥲 これからも更新頑張るのでぜひよろしくお願いいたします。 (8月4日 3時) (
レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 最新話読みました！思わず、ナナー！！！！って叫んじゃいました😭アップルパイさんの小説大好きなのでこれからも更新楽しみにしています💘 (8月2日 7時) (レス) @page22 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2023年7月24日 22時
