278.コネ ページ31
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「確かにグヨン先生はユジンに厳しいし、ヨンジュン先生はナナに厳しいって感じだよなー。それだけ気に掛けてるってことだろうけれど」
「俺に関してはそうかは分からないけど……まあ、ヨンジュン先生はN͜͡umberのデビュー曲からほとんど振付やって貰ってるし、それでレッスンとかも良くやってもらったからね。昔のことを知ってたら、それに比べて色々言いたくなる気持ちも分かるというか」
「そういやなんでN͜͡umberってヨンジュン先生が振付することになったの? ヨンジュン先生売れっ子だから、そう簡単に無名事務所の新人が振付して貰えるもんじゃないと思うけど」
「うーん……コネ?」
確かにケイタの言う通りだ。結果的にN͜͡umberは売れたから不思議に思わないかもしれないが、よくよく考えればデビュー前の、それもアイドル事業に関して実績がない無名事務所のアイドルグループの仕事をヨンジュン先生が受けるなんて普通は有り得ない。今程ではなくても当時も多忙だったヨンジュン先生なら、他のグループを優先して依頼を断るはずで。相当お金を積んだとか思われても仕方ない。
まあ、実際はそうじゃないのだけど。そう思いながら言うと、ケイタが「コネ!?」と声を上げた。ユジンも「どういうことですか?」と首を傾げた。
「なるべくデビューに掛かるお金は切り詰めなきゃって曲は自分達で用意したけれど……やっぱり振付は自分達で作るには限界があるし、ちゃんとお金を掛けてプロに頼んだ方がいいって話になって。それでミンジュン兄さんがミンギュ先輩……SEVENTEENのミンギュ先輩に相談して、ヨンジュン先生を紹介して貰ったんだ。だからコネ」
「あ〜そっか、その繋がりか。N͜͡umberってセブチと仲良かったよな」
「うん。シアン兄さんとミンジュン兄さん、ミンギュ先輩とかスングァン先輩、バーノン先輩の高校の後輩だったから。そもそもシアン兄さんはスングァン先輩と地元が同じで昔から知り合いだったみたいだし。それで何かとお世話になったんだよね。
俺以外のメンバーは元の事務所から円満に退所したわけじゃないし、元の事務所のコネとかは使いたくなかったみたいで。フェテク兄さんは例外として……だから困ったとき何の関係もないSEVENTEEN先輩に頼ったんだろうね」
N͜͡umberが売れたのはSEVENTEEN先輩の力も大きいと思う。
そう小さく笑いながら、ふと思う。この番組に私が参加すると知って、先輩達はどう思ったのだろう。と。
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アップルパイ(プロフ) - なのこ5546さん» いつもコメントありがとうございます! 更新してすぐ読んで頂いて本当に嬉しいです。書いてる自分もしんどいな……と思っているので、早く明るいシーンまで行きたいなとなってます……🥲 これからも更新頑張るのでぜひよろしくお願いいたします。 (8月4日 3時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 最新話読みました!思わず、ナナー!!!!って叫んじゃいました😭アップルパイさんの小説大好きなのでこれからも更新楽しみにしています💘 (8月2日 7時) (レス) @page22 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アップルパイ | 作成日時:2023年7月24日 22時